スメラ~想いをカタチに~

スメラは想いをカタチにするコミュニティーです みんなの想いをつなげて大きな輪にしてゆきましょう

【行きつ戻りつ】

2013-10-03 18:08:16 | 【ごあいさつ】
AM6:30、定刻通り到着。


名古屋、東海地方は快晴だった。空はかーんと澄み、青は冴えざえと映え、絶好の遷宮日和となった。

20年前は雨から始まったから、今回はスタートから幸先がよい。

バスから近鉄に乗り換える。

特急で宇治山田までの切符を買い、朝食に天むすを買った。

7:14発。約2時間の列車の旅。

桑名、四日市、津と懐かしい駅がつづく。途中左手に長良川河口堰が見えた。

20年前は、夜間部の大学生、昼間はある放送局の報道に属し、カメラマンアシスタントの仕事をしていた。

東海地区では愛知、岐阜、三重をカバーしていたので、取材で三重は時折行っていた。

止まる駅での取材が思い出された。

伊勢に向かいながら、記憶は20年前に戻っていく。

今と過去が行きつ戻りつし、これからの起こることの受け入れるキャパシティを、少し大きくして行った。

式年遷宮も取材で行ったことで初めて知った。

久々の天むすを食べ、エネルギーをチャージする。

宇治山田はもう少し。

彼女がうとうとし、気持ちよさそうに寝息を立てている。

昨日眠らなかった分、眠くなる。

いつもならとっくの昔に落ち、まどろみ、鼾(いびき)の2つ、3つはかいていただろう。

ただ日常とは違う非日常が、眠らせなかった。

今日という日が特別であることを身体も自覚していた。

まもなく宇治山田に着く。

13:00には一般の参拝は終わる。

時間はまだある。

まずは外宮へ行こう。

列車のアナウンスがなる。

「まもなく宇治山田、宇治山田、お降りの方は忘れ物のないようにお気をつけ下さい」

彼女が目を覚ます。

忘れ物のないように降りる準備をした。

記憶も含めて、忘れ物はない。

流れに乗ろう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿