最近では『怒り』の吉田修一の小説の映画化である。
最初にパンフの若い茶髪の男を見たときに、妻夫木聡だとはわからなかった。
人間は綺麗な善良な心の部分だけで存在するに越した事はないが、
実際は汚い心の部分も多々ある。
悪人の部分が存在する。
他人の言動によって、それが表面に現れることもある。
それこそ怒りであったりする。
それを抑えるのは、自分、人間としての正しい理性である。
しかしそれを抑えるのは、なかなか出来ないのも解る。
世の中にはそんな気の弱い自分を認めてくれる人が一人でも存在するということを信じたい。