高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

オオエグリノメイガ(西表島編6)

2010年03月08日 08時36分29秒 | Weblog
あれっ! これはいったい何だろう?
よく見ると蛾のようだが、茶色で何とも変わった細長くゆがんだ翅、腹部はうろこのような模様が見られる。
このグロテスクとも思えるからだつきは木の枝に似せた擬態なんだろうか。

大図鑑で調べるとこれはオオエグリノメイガだった。
これはメイガ亜科には見えない。
ノメイガの仲間にこのような体型をもつ種がいることには驚きだった。

大図鑑の解説では、インド~マレーから太平洋の島々に分布している本種の幼虫は、南米原産のマメ科カイコウズ類の枝やサヤに食入するので、食樹とともに世界の熱帯圏に運ばれ、土着したものと推定される。琉球ではデイゴの葉につくという。

日本では奄美大島、徳之島、沖縄本島、宮古島、石垣島、西表島ほか、奄美大島以南に分布している。

(撮影:西表島大富 2007.5.16)

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