高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

コーヒーゴマフボクトウ(西表島編7)

2010年03月09日 09時13分16秒 | Weblog
灯火に白い蛾が飛んできて地面を這っている。
ボクトウガの仲間だ。

四国でよく目にするのは普通種のゴマフボクトウだが、これは奄美大島以北に分布しているので、八重山諸島で見つかる個体はクロシオゴマフボクトウまたはコーヒーゴマフボクトウということになる。

背中の黒紋がほとんど見られないこと、前翅の黒色紋が小さく後翅の形状比較などからこれはコーヒーゴマフボクトウの方だと同定した。

この夜飛来したのはこれ1♂のみだったので、ゴマフボクトウほど多くはないようだ。

トカラ列島、奄美大島、徳之島、沖縄本島、石垣島、西表島、マレーシア、インドに分布している。
幼虫はコーヒー、チャ、ワタを食べる。

(撮影:西表島大富 2007.5.15)

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