雲に乗って、鳥になろう

 自分の頭で考えて手を動かし、悩んで作って飛ばす模型飛行機愛好家のページ。半世紀ほど生きてきた髭親父の日々の出来事です。

白隠彗鶴

2013-01-20 | お酒
 今日、妻とデート。何か月ぶりかの渋谷。Bunkamura ザ・ミュージアムへ白隠展を見に。私の方から妻を誘って出かけて行った。


 白隠彗鶴は江戸時代中期の禅僧で、おびただしい量の画を残している。その展示会。期待通り、面白かった。パワポもOHPもスライドもなく、絵画しか媒体がない時代、今でいう漫画チックな絵ほど訴求力のある媒体は存在しなかった。禅の教えをわかりやすく、かつ少しひねって提供している。布教のツールとして上手に書画を活用している。改めて、プレゼンは、特にアウトリーチのプレゼンは、判りやすさが第一だと痛感した。

 なぜ私が白隠を知っていたかというと、これはこれで面白い因縁が。白隠は今の静岡県沼津市のJR原駅のそばで生まれている。原。その昔、東海大学海洋学部沼津教養課程校舎があったのも原。それこそ、わが青春の二年間を過ごした地。そしてこの原駅の近くに、高嶋酒造なる造り酒屋がある。ここのお酒の銘柄が、白隠正宗。学生時代はビールとウィスキーばかりで日本酒には興味がなく、それこそ灯台下暗しではないが、高嶋酒造も白隠正宗も知らなかった。


 なかなかのお酒です。

 マイブームの地酒、それも純米酒探しの途中に、懐かしさもあり見つけたのが、この高嶋酒造の白隠正宗。そして白隠も、日本酒を通して知った次第。酒好き冥利に尽きます。

 今夜の晩酌はこいつです。

 白隠正宗の生酛。