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「わたしたちの教科書」の話9

2007年06月11日 10時18分27秒 | 2007年04月期ドラマ
木曜劇場「わたしたちの教科書」 {オフィシャルサイト} 第九話・「大逆転の重要証人」(視聴率11.9%、平均視聴率10.98%)

山田加寿子(鈴木かすみ)「バカにしてるでしょ!そうだよ、そうでしょ。イジメられるのって恥ずかしい事でしょ!」
積木珠子(菅野美穂)「私、あなたが書いたこの詩、この黒いにわとり。好きよ。もしかしたら、明日香も自分の事、こんな風に思っていたのかも知れない。誰かが気付いてくれるのを待って、必死に叫んでいたのかも知れない。」
加寿子「でも、あなたは藍沢さんを突き放したんだ。」
珠子「ええ。」
加寿子「あなたを頼ってきた藍沢さんに冷たくしたんだ。」
珠子「…ええ。」
加寿子「だから、罪滅ぼしがしたいんだ!」
珠子「…」

ポーの名前が加寿子だと知り、貰った詩から危険を察知した珠子の電話が間に合って良かった。

戸坂篤彦(大倉孝二)「藍沢の教科書が隠してあった保管庫の暗証番号を、加地先生に教えた奴がいる!たぶん教師の中に。」
この犯人捜しが、メインだったんでしょうかね?(ポーの話と両方かな?)
珠子に熊沢茂市(佐藤二朗)、八幡大輔(水嶋ヒロ)が怪しいと言った戸坂。
吉越希美(酒井若菜)を気にする珠子。
学校側も犯人捜し。
弁護士の瀬里直之(谷原章介)の前に置かれたのは、八幡、吉越、そして既に珠子の味方をしている戸坂の経歴書。

菅野美穂のコスプレ。結構、見たいかも!!
大概の役はドラマでやっているだろうけど…。

雨木音也(五十嵐隼士)は、人を刺していたんですね。
前回、雨木真澄(風吹ジュン)が包丁隠してたんで、絡みかなとは思っていたのですが。
彼もイジメを受けていたのか?それとも…。

熊沢の娘が父親を嫌っていた理由。
熊沢の娘は、学校で先生に胸を触られ、それで先生を殴ってしまっていた。
それを熊沢は、退学になるからと謝ってしまった。
お父さんにもあの先生を殴って欲しかった。そう、涙を流しながら言った娘の去っていく背中を見つめる熊沢。
熊沢「加地先生。」
加地「はい。」
熊沢「あいつの言う事と、俺の言う事とどっちが正しいと思います?」
加地「えっ?先生のおっしゃる事は、大人の意見だし、娘さんもきっといつかは分かってくれますよ!」
熊沢「分かって欲しくねぇよ。」
加地「えっ?」
熊沢「黒いものを黒いと言えなくなる。白いものを白いと言えなくなる。それが大人だ!それが俺だ!」
加地「…」

何の慰めにもならない加地の意見が素晴らしくて呆れる!

珠子「ねえポーちゃん。」
加寿子「何?」
珠子「今から会おっか?」
加寿子「えっ?」
珠子「直ぐに行くから。今、どこにいる?」
加寿子「13階。」

ビルの階段踊り場に立つポー。

駆けつける珠子は、無惨にも前髪を切られて泣いているポーを見つける。
白い靴下が汚れている。靴を隠されたのでしょう。
コスプレパーティに出る為に整えた髪を切られたのは、相当のショックだったのではないか?
学校の非常階段で出くわした熊沢先生に話せず、結局、珠子しか居なかったってのが悲しいね。
珠子「ポーちゃん…。」
加寿子「…ごめんね。藍沢さんの事であなたにヒドイ事、言って。あれ、本当はあたしの事なの。私、藍沢さんがイジメられている事、ずっと知ってた。でも、でも、あたしずっと知らん顔してた。見て見ぬフリしてた。ごめんなさい。ごめんなさい。」


加寿子「あのね。」
珠子「うん。」
加寿子「藍沢さんの次だったの。」
珠子「もしかして、あれからずっと!?」
加寿子「藍沢さんが死んじゃってから、ずっとあたし…。」
珠子「辛かったね。ヒドイね。」
加寿子「あたしの靴を捨てた須藤さんは、シュークリームを見ると吐いちゃうの。子供の頃、お母さんが家に帰って来ない日は、いつも代わりにシュークリームが置いてあったの。あたしの机の中にゴミを入れる山西さんは、勉強が女子で一番だけど、時々モモをコンパスで自分で刺してるの。誰かをイジメないと普通じゃ居られないんだね。凄く可哀想なんだね。でも、何かさ、疲れちゃった。まだ14なのに、凄い疲れちゃった。」
珠子「もう大丈夫よ。もうあなたが二度とイジメられないように私が学校に」
加寿子「ダメ!」
珠子「えっ?」
加寿子「ダメ!言わないで!学校には言わないで!お願い、知られたくないの!」
珠子「でも、このままじゃ…。誰かに気付いて欲しかったから、加地先生のあんな写真を撮ったんじゃないの?」
加寿子「学校に脅迫状送ったり、校舎の壁に自分のノートに書かれたのと同じ落書きしたりした。誰かに気付かれるのが怖かった!誰にも気付かれないのも怖かった!変だよね。そんなの変だよね!でも、学校は助けてくれない!」
珠子「分かったわ。あなたの事は誰にも言わないわ!お父さん、お母さんは、気付いてない?」
加寿子「あたしがイジメられているって知ったら、悲しくって泣くと思う!」
珠子「それでも話してあげて!」
加寿子「…」
珠子「お願い、話してあげて。お父さん、お母さんがそれで泣くのは、あなたの事が恥ずかしいからじゃない!あなたの事が、好きだからなのよ!」
加寿子「…」
珠子「涙が出るのはそこに、まだ希望があるからなのよ!」
加寿子「…」

うなずくポー。
珠子「明日から学校に行くのは止めて!」
加寿子「えっ?」
珠子「行かなくて良いの!無理に行かなくても良いのよ!」
加寿子「…」

ゆっくりとうなずくポー。
珠子「少し眠ったら?目が覚めたら、お家まで送る。」
関係ないよね。イジメを行っている子の背景は!
イジメが改善されるまでは、学校に行かないっていうは一番の対処法だとは思うが…。

戸坂「ジョーカーは吉越先生じゃなかった!ジョーカーは熊沢先生だ。」
法廷に飛び込んできた戸板は、何人かの先生達も傍聴する前で珠子に告げる。
危険を感じ取った瀬里は証人尋問を切り上げようとするが、裁判官は珠子の申請を認める。
珠子「原告代理人、積木珠子より伺います。熊沢先生、先ほど被告代理人からの質問では明日香さんから相談を受けた事は無いと仰っていましたが、それは事実でしょうか?」
熊沢「事実です。」
珠子「では、明日香さんと何らかの形で係わりを持った事はありますか?」
熊沢「係わりですか?」
珠子「ええ、些細な事でも結構です。」
熊沢「…ございません。」
珠子「では、一つ聞かせ下さい。今現在、喜里丘中学校にイジメはありますか?」
熊沢「…」
珠子「答えて下さい。」
熊沢「…」
珠子「答えて下さい。」
熊沢「…」
珠子「学校にイジメがある事は、そんなに怖い事なのでしょうか?教師がイジメの存在に怯えるから、生徒もイジメを克服できないのではありませんか?教師がイジメを認めなければ、イジメは無くならないのではありませんか?」
瀬里「裁判長!今の質問は」

瀬里の意義を手で制する裁判官。
珠子「どうしてあるものがあると言えないのでしょう?どうして間違っている事を間違っていると言えないのでしょう?」
熊沢「…」
珠子「何にも惑わせれる事もなく、借りてきた言葉でもなく、大人が、ただ本当の事を話す事、それこそが、子供達の心の声を導き出す、第一歩なのではありませんか?」
熊沢「…

涙を流す熊沢。
珠子「熊沢先生、本当の事を話して下さい。」
瀬里「裁判長!」
裁判長「原告代理人、質問の仕方を」
熊沢「いや…」
珠子「何ですか?」
熊沢「あのぉ、藍沢の事なんですが。」
珠子「ええ。」
熊沢「藍沢が一年だった時、3月の終わり頃、…藍沢が、靴を履かずに帰ろうとしていました。前に居た学校で、そういう所を何度かみ、何度か見たことがありましたから、ピンと来ました。」
珠子「何にですか?」
熊沢「誰かに靴を隠されたんだと!」
珠子「その時、明日香さんに声を掛けたのですか?」
熊沢「いや、掛けてません。ただ、靴を探してやりました。生徒が全員下校した後、私は校内を回って藍沢の靴を探しました。き・きゅ・給食室の…裏のゴミ・ゴミ箱の中に…藍沢の靴がありました。い・色んなものがこびり付いて…ひどい・ひどく汚れてて…私はそれをこう…ハンカチで拭いて、藍沢の下駄箱に戻して置きました。…それだけです。私が…私が…藍沢の為にした事は、それだけです。」
珠子「その後も、明日香さんに声を掛けなかったのですか?」
熊沢「出来ませんでした。」
珠子「どうしてですか?」
熊沢「雨木副校長が、三澤先生に、日誌を書き直させているのを見たからです!副校長はその時、藍沢さんの事は私が解決するから口を出すなと、きつく仰ってました。私がここで藍沢の事を進言したら、三澤先生の二の舞になる、そう思いました。」
珠子「イジメは、あったのですね。」
熊沢「当校には…当校には…イジメがございます!私は…私は…今日まで、それを見過ごして参りました。…ここへ…お詫び申し上げます!」

佐藤二朗さん最高の見せ場でしたね!
佐藤二朗さんは、本来コメディーぽいシーンが好きなのですが、こういう演技も出来た上でだと分かって、…株上げましたよね!
最後の珠子の瀬里と雨木副校長に送る冷たい視線が、怖いですねぇ!
次回は加地が辞めるだの何だの言ってましたが、もう良いからさっさと辞めちまえと!
加害少年として兼良陸(冨浦智嗣)が法廷に立ってました。相変わらずの不遜な態度で…。

追記:【参考:6/7(木)】
まるまるちびまる子ちゃん…7回10.3%、平均10.43%
木曜時代劇・夏雲あがれ…9.6%
木曜ミステリー・その男、副署長~京都河原町署事件ファイル…7回16.4%、平均13.39%
夫婦道…8回13.3%、平均13.76%
木曜ドラマ・ホテリアー…8回8.1%、平均8.50%
孤独の賭け~愛しき人よ~…9回5.6%、平均7.51%
木曜劇場・わたしたちの教科書…9回11.9%、平均10.98%
木曜洋画劇場「ニューオーリンズ・トライアル」…6.3%


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2 コメント

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お久しぶりです~! (まりりん)
2007-06-14 19:29:03
のらさんさ~~~~ん!
大変ご無沙汰しております。のらさんさんはお変わりなくて何よりです。(久しぶりに伺って、テンプレとかが変わってないと、なんととってもホッとします)
なんかでも、赤とかピンクとかのはでやかな色の字が増えたね(笑)

>彼もイジメを受けていたのか?それとも…。
このエピがメインとどういう関係性があるのか。すごく気になるところですよね~。単に副校長の人となりを表わすためだけのものなのか、それとも・・・

>こういう演技も出来た上でだと分かって、…株上げましたよね!
まさに、そうですよね~!「株を上げた」これでもうちょっと視聴率がよければ、もっと広くみんなにこの人の演技知ってもらえたかも。これからもっと出てくる人って感じがします。

来期からは少しずつ毎週書きたいと思ってますので、どうぞまたかぶるのがありましたら、よろしくお願いしますね~!
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おひさしぶりです! (のらさん)
2007-06-18 12:18:13
☆まりりんさん、いらっしゃいませ!
時折、遊びにうかがっていたので、お元気になられている事には気が付いていたのですが、TBでの応対というなんともいい加減な性格ですみません!

今後は自分の方が忙しくて、レビューを書けなくなる可能性が大きいのですが、どうなる事やら…(他人事か!自ら突っ込んで置きました!)

それでは、またの機会に!!!
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