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「バンビ~ノ!」の話11の2

2007年06月29日 12時42分20秒 | 2007年04月期ドラマ
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省吾「ハイ、あの、料理人として行くべきだとか、そんな大層な理由では無いんです!そういうんじゃ無いんです!あの、なんて説明したら良いかな?と、あの、シェフからイタリアの話を聞いた事があって、でもそん時は漠然といつか行きたいなくらいにしか思わなかったし、バッカナーレの事、大好きやから。ここで頑張ろうって思ってたんですけど。そん時、シェフが、あの、立ち止まるなって言ってたんです。そんで、すいません。さっき皆さんの話、聞いてしまったんですけど。そしたら先輩達も立ち止まらずに前へ行こうとしてるんだなって思って。だから行きたいんです!今すぐにでも行きたい!行って見たいどうしても!何か、何かこう、物凄く血が騒いでるんです!何かが待ってる気がするんです!イタリアは俺の事を待ってる気がするんです!行ってみなきゃ分かんないけど、そっから何かが始まる気がするんです!分かりますか、言ってる事?」
分かんないです!
桑原「ああ。」
分かるんかい!
省吾「あの、今、店が大変な状況、なのに、迷惑かけるって言うか、すいませんホント、メチャクチャで!」
美幸「どこで働くの?お店とか当てはあるの?」
省吾「いえ全然!これから考えます。」
美幸「ふう~ん。」
省吾「すいません。」
桑原「行って認められるには何年もかかるぞ!」
省吾「はい。」
桑原「それに戻って来た所で、バッカナーレにお前の場所は無い!」
省吾「…そうです、よね。…ハイ!それでも行きたいんです!」
与那嶺「良いんじゃない。」
美幸「うん、良いんじゃないのかな?」
省吾「えっ」
桑原「ただ、伴!大きな勘違いをお前はしてる。」
省吾「…はい。」
桑原「バッカナーレは、お前が居なくなっても全然困らない!」
それを言っちゃあ、お終いだよ!…あぁ、お終いか!

あすか「へえ、行くんだイタリア。」
省吾「はい、受け入れてくれる店が見つかり次第。」
あすか「へ~え」
雅司「何で?お前、やっととパスタ作れるようになったんじゃん!向こう行ったら、また一からやり直しだぞ!」
省吾「分かってるつもりだよ。」
雅司「何だよそれ、意味分かんない。あっ、お前イタリア語出来んのか?」
省吾「いや、何とかなるよ!」
雅司「何ねーだろ、そんなもん!」
省吾「ゴメン、俺にも分かんないんだ。理屈じゃないね。」
雅司「はあ」
あすか「まあ、バンビらしいちゃ、バンビらしいけどね。」
省吾「ですかね?」
あすか「褒めてないから!バカだって言ってるの!」
省吾「えっ?…ですかね!」
走り出したら、止まらないぜ♪

香取「お世話になりました!」
桑原「おう、頑張ろうな、お互い。」
香取「うす!」
香取が先にバッカナーレを辞める事になりました。
ここで一つ気になった事は、向井理は泣けてないんだもの!お前が頑張れよ!
香取「じゃあな、バンビ。」
省吾「はい。あの、色々とお世話になりました。」
香取「チェッ!こういう湿っぽいの嫌いなんだよなあ。だから恒例の儀式もお断りした訳で。」
省吾「何すか、儀式って。」
交霊の儀式だったりして!
香取「何でもねーよ。あぁそうだ、お前イタリア行くんだって?」
省吾「あ、はい」
香取「たく、最後までお前の事は良く分からん!」
誰も分からん!
香取「まあいいや。この世界で働いてりゃあ、狭い世界だしな、またそのうちどっかで会うかもな。会いたくなくてもな!」
省吾「はい!ひょっとしたら俺、そん時、香取さん追い抜いているかも知れません!」
香取「あ?お前ちょっと裏来るかまた?」
省吾「嫌です!」
香取「オイ、泣くな雅司!」
だから、泣けてないって!!

省吾「イザ辞めるとなると、切なかねえ。」

省吾「えっと、あの、ローマのナボーナ広場にあるリストランテに行く事になりました。今日までホント、お世話になりました!ありがとうございました!」
美幸「じゃあ、今日も一日、お願い致します!」
省吾「…

店での最後の仕事も終わり、感慨にふける伴。
与那嶺「伴くん、ちょっと良いかな?」
省吾「へ?」
伴がフロアに下りてくると、従業員が皆待っていた。
与那嶺「どうぞ、こちらへ!」
恒例の儀式とは、店で働いてくれた人に感謝を込めてフルコースのおもてなし。
前菜から。
雅司「サーモンの燻製サラダでございます。」
与那嶺「さ、召し上がれ!」
美幸「バンビ!」
省吾「…いただきます。」
雅司「どうだ?」
省吾「うまか。」
パスタに続く。
あすか「テスカトーレでございます。」
省吾「あすかさん!」
そしてメイン。
桑原「アイナメの香草焼きでございます。」
省吾「うまかぁ…」
泣きそうになる伴。
省吾「ありがとうございます。ありがとう。さいっこうに・・・美味しかったです!」
織田「オーイ!」
省吾「えっ?」
織田「ドルチェ!」
省吾「あ!」
いやあ、もうお腹いっぱい、胸いっぱいでしょ!
ドルチェ食べられるのか?
省吾「うまか。」

バッカナーレの諸君、元気でやっているだろうか?
私と遠藤さんは、イタリアのイスキア島という、小さな小さな島で店を開いた。
日本人がやっているトラットリアなんか、誰も見向きもしない。
開店以来、客は一人も来ない!
完璧なアウェイ!最高だ!


省吾「伴省吾です。日本から来ました。一から勉強したいと思います。僕のことはこう呼んでください…。」
バンビ~ノ!

Fine

中年親父2人きりの手に手を取っての駆け落ちは、イタリアの小さな島でした。
客が来ない店を開いて、少し早めの楽隠居状態です!
九州は博多から彼女と別れてまでも東京にイタメシ修行に来た若者は、さっさと心移りして本場イタリアまで走って行ってしまいました。
夢を追うのに年齢は関係ないんだよって、走れよって、伝えたかったのかな?
個人的には、そう感じました。
それと最後に思った事をもう一つ。
チャオ!じゃないんだね。

追記:【参考:6/27(水)】
水曜ドラマ・バンビ~ノ!…最終回14.4%、平均14.24%

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