叉焼チャンポン ～元祖天理チャンポンから東来軒～

天理には長崎風のチャンポンからかけ離れた、天理チャンポンと呼ばれる元祖的なお店が三軒ある。豚とイカの独創的な風味が美味しい「東来軒」、あとは「大和軒」と、元ワンちゃんの「てらや」があるが、本日は不慮の火災から立ち直って本来のお味に戻った東来軒さんの「叉焼チャンポン＠850円」をご紹介する。





豚骨の厳しい匂いが漂う東来軒さんだが、幾分マイルドなお味になっていたのが、すっかり元の味に戻り豚とイカの旨みが充分の魚介豚骨が健在なのも嬉しい限りだ。自家製のチャンポン用の麺は、ワシが中学生の頃から同じだと大将は言うが、ワシの記憶は先代の麺には軽い縮れが記憶にあるのだが‥‥‥。





この麺に絡んで、豚骨魚介スープの餡かけで適度な量が引き上げられる。餡をかける水溶き片栗粉に、うすい茶褐色の色がついていることから、どうやらここでも何らかの味が加えられているようで、次回は素直に聞いてみよう。自家製の叉焼（チャーシュー）は独特のソフト感があってシットリ極上で‥‥‥厨房から出てきた大将が声をかけてきた「ひさしぶりやなぁ～」。



昔はお客が満員の時や、そうでもない時でも、お店の奥のプライベートなコタツの茶の間で、東来軒のお母ちゃんとテレビを見ながら食べていた記憶が甦ってきた。現在は、コロナ禍対策でアクリル板を区切りに使ってあるが、ひとり一人が極端に狭くはないか？ よそ見をしながら白コショウと言っても、やや辛くない中華屋さんコショウをしこたまぶっ掛けて、そしてぶっ掛けて食べるのがワシ流であり先代と意気投合した食べ方だった。

‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥

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