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KEF105/3S VS Stella Opusの比較試聴

2007年07月22日 | Audio
ステラ・オパスとKEF105/3Sを切り替えて聴くと、一番ビックリさせられるのが、その能率の違いだ。
KEF105/3S   93dB
Stella Opus   89dB
公称値でも4dBほど違っているわけだが、聴感上はそれ以上の違いを感じる。
KEFからStella Opusに切り替えると、この能率の関係でStella Opusの音が実にショボイ音のように聴こえるのだ。これにはかなりビックリさせられた。この4dBというのは思っている以上に違うのですね。やっぱり能率が良いというのは、スピーカーにとって大いなる利点なのかなぁと思います。ましてやこの問題は、ジャズ・ファンには決定的なまでのアドバンテージになるのかもしれませんから。もしかするとですが。
しかし心配は無用でした。ボリュームをクイっと上げれば、なんのことはないいつものStella Opusの音に変身するわけです。最初はちょっとビビりましたけれども。
さて、この2本のスピーカーの違いは、一言で言えば、「粗さ=勢い」みたいな違いだと思います。KEFの猛々しい音は、やっぱりジャズにはベスト・フィットなのかもしれないなどと思ったりして。ところがこのKEFで聴くクラシックが思いのほか、良かったのです。それもやはりオーケストラ物が抜群にいい。弦楽四重奏なんていうのは、どうしてもStella Opusの方に一日の長があるように聴こえるのは、最初から納得済みのことなわけです。
この粗い(勢い)という一点を除くと、この2本のスピーカーは、実に似た音がしているというのも今日の驚きパート2なのです。どちらも仮想同軸という作りが似ているので(発声が似ているというか)、音場とか定位とかがまさに相似形の趣。ピアノ・トリオを何枚も聴いた結論から言えば、まさに同じ音(定位も)だった。ただし、音色という観点から見ると、滑らかな表現をするStella Opus音が好みではあるのだが、ジャズ・ファンなら当然の様にKEFを選ぶに違いない。まだほとんどセッティングを詰めていない状態なので、この位まで両方のスピーカーが鳴ってくれていれば、一安心というのが正直なところ。この2本が喧嘩でもし始めたらどうしようと思っていたからなぁ。
今日のセッティングは外側がOpusで、内側がKEFというセッティングを導入している。昨日の記事と違い、やはり外側のOpusを45度内振りに、内側のKEFがほとんど平行セッティングにしている状態でのヒヤリングだがその結果は上々である。しかし、これは、まだまだ詰めていくところが相当ありそうな気配が濃厚だ。例えば、Opusをもう少し前に出すとか、KEFとStella Opusの位置を逆にするとどうなるか、こりゃ大変です。なんたって重いからなぁ。
まぁ、じっくりやっていきますかね。

実はアンプ類を写真のようなセッティングにしている。音が落ち着くまで時間がかかりそうだ。(ここまでが土曜日に書いたもの)
で、今日、Stella Opusがめちゃくちゃいい音で鳴っていた。動かした時は、やはり置いておく(放っておく)というのが、金言なのかもしれませんよ、ご同輩方々。
今日の試聴ディスク
Falling In Love, Again/小曽根 真』(Verve・Universal)
ピアノ・ソロ・アルバム。9月発売とのことです。これは、素晴らしいですね。録音している場所にこの音の秘密がありそう。そう、ヤマハのピアノでここまで美しい音が録音されているのは驚き。クラシック風インプロビゼーション曲ってのが、何曲かありますが、どうなんでしょう。その・・・・。多重録音しているトラックもあるようです。


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1 コメント

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kef 105ですか! (hidebo)
2010-05-20 13:02:03
はじめまして、hideboともうします。KEFの105とステラメロディでクラシック中心に聞いています。
オパスですか、とてもよいのでしょうね。現在はどのようなのかまた、御教え下さい。ちなみにアンプは何をお使いですか?。
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