本日24日、キューバ出身のピアニスト、ゴンサロ・ルバルカバのソロ・コンサートに行って参りました。
会場であるすみだトリフォニー・ホールは初めて訪れたホールだったのですが、これが素晴らしく響きが良いホールでした\(^_^)/。内部デザインも実に斬新です。行った方ならご理解いただけると思うのですが、左右の壁の意匠が後ろから舞台に向かって斜めにデザインされているわけで、ほとんど舞台が沈み込んでいるように見えるというのが実に新鮮。サイズも大ホールというより、中ホールという感じの、いい響きがしっかり楽しめるホールでございました。
さて、当のゴンサロのソロは、正直に言って良く分からないというのが実感です。いわゆる<ベサメムーチョ><ヒアズ・ザット・レイニー・デイ>ともう一曲がスタンダード(と分かる)曲で(1部、2部全体でも)、後は彼のソロ作品である『ベサメ・ムーチョ』からと思える曲や、ほとんどインプロビゼーションかと思えるソロ(すべて短めの曲)でしたので、ほとんど夢見心地状態で聴いておりました。←単純に寝ていたとの噂もありますが・・・。
ゴンサロは、ヤマハのバックアップを受けているピアニスト。ゆえに当然ピアノは、ヤマハのコンサート・グランドを使用していました。響きのいい、そして程度のいい、ウェル・チューニングなピアノでしたので、素晴らしいピアノの音が堪能出来ました。しかしながらチック・コリア、ゴンサロ、小曽根真と書けば、そう、彼らはヤマハ・ミュージシャンでありまして、彼らのCDを聴いたことがある方なら、盤の中で聴こえるあのヤマハ・ピアノ・トーンがしっかり聴こえていました。ホーム・ポジションの40鍵前後は、非常に張りがあって艶もある音なのですが、低弦側はしっかり唸ってくれるものの、いわゆる倍音が巧く乗っていない感じがしましたし、高域側の鍵盤の音は、線が細く、繊細な音色ではありますがヌケがイマイチでした。ゆえに全体的な音としては豊饒な音と言うところまでは残念ながら至っていません。そういう意味では、杉並公会堂にあるスタインウェイとベーゼンドルファーは、ホール持ちのピアノとしては、都内随一なのかと。
さて、第二部もほぼ第1部の感じで推移したので割愛。ソロだけで、それも知っている曲がないという状態の中で全2時間弱のソロを聴くというのは、私にはちょっと肉体的にも精神的にも辛いものがありました。たぶん7割強の方がゴンサロのソロ・プレイを理解出来なかったかと思います。私も、ゴンサロの調子が良いのか、悪いのか、さっぱり判らなかったですし。それにしても、ホールの響きは秀逸です。ここでクラシックが聴いてみたいと心底思いましたから。
さて、今日は、いわゆる硬派系の評論家の方が大挙して来られていたのが印象的でした。悠さん、青木さん、本当にお久しぶりでした。EMIの行方社長にも久しぶりにお会いして優しい言葉をかけていただいたりしてとても嬉しかったです。というわけで、響きのいいホールでのピアノ・ソロ。とてもいい耳の肥やし(体験)になったコンサートでございました。
会場であるすみだトリフォニー・ホールは初めて訪れたホールだったのですが、これが素晴らしく響きが良いホールでした\(^_^)/。内部デザインも実に斬新です。行った方ならご理解いただけると思うのですが、左右の壁の意匠が後ろから舞台に向かって斜めにデザインされているわけで、ほとんど舞台が沈み込んでいるように見えるというのが実に新鮮。サイズも大ホールというより、中ホールという感じの、いい響きがしっかり楽しめるホールでございました。
さて、当のゴンサロのソロは、正直に言って良く分からないというのが実感です。いわゆる<ベサメムーチョ><ヒアズ・ザット・レイニー・デイ>ともう一曲がスタンダード(と分かる)曲で(1部、2部全体でも)、後は彼のソロ作品である『ベサメ・ムーチョ』からと思える曲や、ほとんどインプロビゼーションかと思えるソロ(すべて短めの曲)でしたので、ほとんど夢見心地状態で聴いておりました。←単純に寝ていたとの噂もありますが・・・。
ゴンサロは、ヤマハのバックアップを受けているピアニスト。ゆえに当然ピアノは、ヤマハのコンサート・グランドを使用していました。響きのいい、そして程度のいい、ウェル・チューニングなピアノでしたので、素晴らしいピアノの音が堪能出来ました。しかしながらチック・コリア、ゴンサロ、小曽根真と書けば、そう、彼らはヤマハ・ミュージシャンでありまして、彼らのCDを聴いたことがある方なら、盤の中で聴こえるあのヤマハ・ピアノ・トーンがしっかり聴こえていました。ホーム・ポジションの40鍵前後は、非常に張りがあって艶もある音なのですが、低弦側はしっかり唸ってくれるものの、いわゆる倍音が巧く乗っていない感じがしましたし、高域側の鍵盤の音は、線が細く、繊細な音色ではありますがヌケがイマイチでした。ゆえに全体的な音としては豊饒な音と言うところまでは残念ながら至っていません。そういう意味では、杉並公会堂にあるスタインウェイとベーゼンドルファーは、ホール持ちのピアノとしては、都内随一なのかと。
さて、第二部もほぼ第1部の感じで推移したので割愛。ソロだけで、それも知っている曲がないという状態の中で全2時間弱のソロを聴くというのは、私にはちょっと肉体的にも精神的にも辛いものがありました。たぶん7割強の方がゴンサロのソロ・プレイを理解出来なかったかと思います。私も、ゴンサロの調子が良いのか、悪いのか、さっぱり判らなかったですし。それにしても、ホールの響きは秀逸です。ここでクラシックが聴いてみたいと心底思いましたから。
さて、今日は、いわゆる硬派系の評論家の方が大挙して来られていたのが印象的でした。悠さん、青木さん、本当にお久しぶりでした。EMIの行方社長にも久しぶりにお会いして優しい言葉をかけていただいたりしてとても嬉しかったです。というわけで、響きのいいホールでのピアノ・ソロ。とてもいい耳の肥やし(体験)になったコンサートでございました。