19日には、最終マスタリングを終えたばかりのCD【Kunizoビッグ・バンドの新作『Introducing The KUNIZO BIG BAND』(TJC-001)】を、何と御茶ノ水の『オーディオ・ユニオン』の3階で聴いてきた。ほんのちょい聴きだったけれど、思わずニヤニヤしてしまいそうな素晴らしい出来である。
こりゃ、凄い、とても素晴らしい出来だ。なんと言っても各楽器のリアリティが格段に素晴らしい。特にサックス・セクションのハーモニーは抜群である。思わずウットリ聞き惚れてしまうような曲が続いていく。どの楽器もリアルだが、特にバリトン・サックスのソノリティは本当に素晴らしい。分厚いハーモニーのなかでも一頭地ヌケたその音のテイストに脱帽である。その他にもトロンボーン群のチームワークにも驚かされるだろう。ただしバス・トロンボーンの音がまだ遠い。もう一歩前へという感じだ(この収録をご覧になった方には分かりますね。ワン・ポイント録音だからなのです)。
残念ながらトランペット・セクションの音のヌケがもう少しいいとメリハリが付いて「キラキラ感」が横溢する音となる筈ですが、やはり着座のままの演奏が裏目に出てしまったかも。トランペット群のブリリアントな咆哮というところまでは、残念ながら至っていません。これは、小さな瑕瑾ですが残念ではありますね。
このビッグ・バンドは、以前も書きましたが強者揃いのメンバーを擁しています。また本物のビッグ・バンドをPA無しで聴く機会なんていうのも、滅多にないことだったわけで、個人的にも注目度はとても高いコンサートでした。そして出来上がったCDは巷間に数多存在するビッグ・バンド盤に一歩もひけを取らないどころか、それらの名盤を遙かに凌ぐ、名録音盤に仕上がっています。素晴らしい演奏と録音が味わえる名盤誕生を素直に喜びたいと思う。
ちなみにオーディオ好きの方は、この盤は、まさに音場情報の宝庫といっていい盤なので、座右の一枚として強くオススメしたい。
なお今月29日には、再び杉並公会堂小ホールで、このバンドのレコーディング及びコンサートが予定されている。滅多に体験出来ない録音風景も再び公開されるし、コンサートももちろん楽しめるという一石二鳥の美味しい体験が出来る。こちらも「レコーディングなんて見たことない」という方には、必見必聴間違いなし。
ちなみに今回聴いたのはマスタリングを終えた音源のCD-R焼きの盤。従って実際の生録された音源を100とするとこのCD-Rは、情報量から言っても2割方は落ちている。29日に引き渡される本盤は、果たしてどの位に仕上がっているか、お楽しみはこれからだ。
こりゃ、凄い、とても素晴らしい出来だ。なんと言っても各楽器のリアリティが格段に素晴らしい。特にサックス・セクションのハーモニーは抜群である。思わずウットリ聞き惚れてしまうような曲が続いていく。どの楽器もリアルだが、特にバリトン・サックスのソノリティは本当に素晴らしい。分厚いハーモニーのなかでも一頭地ヌケたその音のテイストに脱帽である。その他にもトロンボーン群のチームワークにも驚かされるだろう。ただしバス・トロンボーンの音がまだ遠い。もう一歩前へという感じだ(この収録をご覧になった方には分かりますね。ワン・ポイント録音だからなのです)。
残念ながらトランペット・セクションの音のヌケがもう少しいいとメリハリが付いて「キラキラ感」が横溢する音となる筈ですが、やはり着座のままの演奏が裏目に出てしまったかも。トランペット群のブリリアントな咆哮というところまでは、残念ながら至っていません。これは、小さな瑕瑾ですが残念ではありますね。
このビッグ・バンドは、以前も書きましたが強者揃いのメンバーを擁しています。また本物のビッグ・バンドをPA無しで聴く機会なんていうのも、滅多にないことだったわけで、個人的にも注目度はとても高いコンサートでした。そして出来上がったCDは巷間に数多存在するビッグ・バンド盤に一歩もひけを取らないどころか、それらの名盤を遙かに凌ぐ、名録音盤に仕上がっています。素晴らしい演奏と録音が味わえる名盤誕生を素直に喜びたいと思う。
ちなみにオーディオ好きの方は、この盤は、まさに音場情報の宝庫といっていい盤なので、座右の一枚として強くオススメしたい。
なお今月29日には、再び杉並公会堂小ホールで、このバンドのレコーディング及びコンサートが予定されている。滅多に体験出来ない録音風景も再び公開されるし、コンサートももちろん楽しめるという一石二鳥の美味しい体験が出来る。こちらも「レコーディングなんて見たことない」という方には、必見必聴間違いなし。
ちなみに今回聴いたのはマスタリングを終えた音源のCD-R焼きの盤。従って実際の生録された音源を100とするとこのCD-Rは、情報量から言っても2割方は落ちている。29日に引き渡される本盤は、果たしてどの位に仕上がっているか、お楽しみはこれからだ。