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至福のとき



我が家の山桜も満開となりました。
このサクラの生えている場所は、
昔は茶の木に囲まれた畑の角で、
母親の実家がありました。
幼い頃からよく遊びにきていたのですが、
実生で生えてきて、4、5才の頃自分の背丈と同じくらいで
チラホラ花を付けていたのをうっすら覚えています。
私とほぼ同じ年齢かもしれません。
畑が宅地に変わり、私たちが家を建てるとき
絶対に切りたくなかったので、
この木を生かした設計をお願いしました。
ですから、ベランダのすぐ前に、
シンボルツリーとして現在も君臨しているのです。
枝がベランダの中にも入り込んでいるので
満開の花が、かぶりつきという贅沢なお花見です。
それも、咲いている間は24時間いつでも見れるのです。
寝室の窓からも見えるので、
布団に入ったまま夜桜見物もできます。
正に、値千金とは
このことではないかと思っています。
「このサクラをエルメスのバーキンと交換して下さい。」と
言われても絶対に断るのです。
たとえ、世界に数個の限定品でもです。
(そんなこと有るわけないですけど....。)
ハンドバックなんて、自分のものになってしまえば
有るのが当たり前になってしまいます。
でも、桜の木は季節の変化と共に
苦楽も共にしている家族のように感じます。
辛いとき、悲しいとき静かに寄り添ってくれる気がします。
そして、開花の感動は毎年毎年新鮮で、
喜びでいっぱいに満たしてくれるのです。











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