カンパーニャ州・チレントにある小さな村マリーナ・ディ・ピショッタ(Marina di Pisciotta) で、遠い昔にギリシャで行われていた、メナイカ漁法を受け継いで、漁を続けています。
漁が行われるのは、4月から7月の間です。
メナイカ漁法は、特殊な網を使い、小さなイワシは通り抜け、大き目の物だけが網に残ります。網がエラに引っ掛かり、もがいたイワシは出血をして、血抜きをされた状態になります。それを一匹ずつ手作業で取り外します。その時に内臓も取り除かれるので苦みも少なく繊細な味になります。そして漁港に戻り、直ちに塩水で洗い塩漬けされます。手間がかかり、漁獲量も減り、今では漁をする船は7隻ほどしかないそうです。スローフード協会でも、消滅の危機にひんした食品 プレシディオに指定されています。
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アリーチ・ディ・メナイカ(Alici di Menaica)。