すばりずむな日々

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☆パリ20区、僕たちのクラス☆

2011年09月06日 21時21分21秒 | 今日の映画/DVD

第61回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞した映画
監督:ローラン・カンテ
原作&主演:フランソワ・ベゴドー

審査委員長の映画監督ショーン・ペンは満場一致と絶賛
て感じで前評判が良かったので、気になってたんだけど・・・
すっかり忘れてた
で、TSUTAYA100円レンタルの日に偶然見つけて、即借りちゃいました

ドキュメンタリーのようなタッチで、
ある教師と24人の生徒の新学期から1年間を描いたドラマ
24人の生徒は、演技経験が全くなぃってのも魅力的だと思ったんだょね

様々な国・地域からの移民が共存するパリ20区が舞台になってて、
多種多様な人種が入り乱れたある中学校のクラス。
フランスにもそんな所があるんだってちょっと新発見でした
スラングを連発するやっかいな子供たちと、
あの手この手で正しいフランス語を教えようとする国語教師。
移民地区の学校の現実が、多分描かれてたんだと思う
先生が、うっかり言ってはならない一言を口にしちゃったり・・・
ほんの些細な質問と答えが大議論へと変貌
そこに、それぞれの家庭の事情、肌の色、民族の問題が・・・。
その混沌とした生々しい日常がリアルでした

ただ・・・金八先生(実はあまり見たことないんだけど・・・)とか、
教師っていうと熱血教師が思い浮かんじゃうあたり・・・
フランス人とは多分価値観が違うんだろね
ちょっと先生の無能さにイラっとします・・・
あげくの果てには自分の無能力と失策を棚に上げて教育放棄
劇中の登場人物の問題点、改善すべき点は誰の目にもとっくに明らかなのに、
それを誰も指摘しない
そんな状態で、何となく1年が終わってしまう・・・。
えっ終わっちゃうのとラストはびっくりでした・・・

「言葉を教える難しさ」「コミュニケーション不足」「学校の現実」
「移民との交流」「共生の困難さ」とか
色んなことを考えさせらえる映画なんだけど・・・
大したストーリー性がなかったなぁ~感動しなかったょ?
でも、そんななのに130分間があっという間だったのは、さすがなのかな??