初日に行って来ました。
マクベスの感想だけ載せておきます^ ^
原作はシェイクスピアの古典作品ですが、コンテンポラリーな仕上がりになってました。
セットは基本的に照明と暗幕のみ。ダンカン王を迎える宴の時やダンカン王を殺すシーンではベットやテーブルなどは出て来ますが、ほとんどのシーンはセットのない舞台で進行されます。
ただバックの暗幕は動的で、シーンごとに縦横に構成された暗幕が動いて開たり閉じたりするようになっていたので数学的な美しさがなかなか面白かったです。
この作品はマクベスが権力に目が眩み妻と共謀して殺戮を繰り返しながらも、殺人の罪の重みに苛まれ、精神が病んでいく話ですが、殺人のシーンは現代劇のように赤い照明で表現されます。古典作品では、このような赤い照明は多様されないので新鮮に映りました。
刺客がマクダフ夫人を殺した後に脚を持って胴体を引きずって上手に捌けるのも衝撃的。
バンクォーも顔や衣服に血糊がついてる姿で亡霊として現れ、カテコまでその姿で出て来ます。
最後に殺されたマクベスの生首が出てくるところも...、フランケンを彷彿させる演出で..。
子供には刺激的すぎる、大人にターゲットを絞った作品でした。
唯ちゃんもお化粧が濃くて、表情が分かりやすかった。ダンカン王を殺す時にマクベスと隙を窺うのですが、そのシンクロ具合が絶妙でした。
音楽も良かった。
1時間の作品で初めは短いかなと思いましたが、ぎゅっと凝縮していて、退屈しないちょうど良い時間で楽しく見られました。