I'll be right here

ポケットにパク・ヒョシン 🥨

ザ・ミュージカル インタビュー(全員)

2016-03-20 11:30:39 | フランケンシュタイン
昨日の東京は袴だったり、きれいめスーツだったり、卒業式や謝恩会の🌸の匂いが仄かに漂う春雨の1日でしたが、この人たちも卒業式を迎えましたょ


2015-16年『フランケンシュタイン』の最初の卒業生はウンテくんとドンソクくんでした。






お疲れ様でした~
今期一番人気のカップルでしたねぇ~



ご卒業のお祝いということで、ずっとアップしたくて出来なかったコチラの記事をUPします。
それぞれのインタビューを読んでるだけで、♩~~🎶~~🎻 とBGMが聞こえて来そうだから不思議ですよね^ ^

あ~、この前これ読んでから行けばよかった

ってか、もっと早くUPすべきだった



今期はマラソン競技の伴走と言うよりは、ゴール付近で待ってる感じのギャラリーでしたが、これを読んだだけで、興奮冷めやらぬ熱気が伝わって来るようです

幸せ幸せなう。

原文はコチラです。




『進化と新しさ、唯一の創造』




2014年『フランケンシュタイン』の初演は予想を飛び越え大型創作ミュージカルとしては異例的な成果を成し遂げて話題を集めた。それだけに1年ぶりの再演は関心を集めるは当然で、その中心はキャスティングに対する期待だった。

今回はどんな俳優が一人二役を行き来し、存在感を放つのか?

2015年『フランケンシュタイン』の選択は賢明だった。ユ・ジュンサン、パク・ウンテ、ハン・チサンの3人の初演キャストとパク・コニョン、チョン・ドンソク、チェ・ウヒョクの3人の新しいキャストを調和させ、進化と新しさの入り混じる舞台を立ちあげたのだ。

ユ・ジュンサン、パク・コニョン、チョン・ドンソクのビクター、パク・ウンテ、ハン・チサン、チェ・ウヒョクのアンリ、この六人の俳優が各々そして一緒に創造を織り成すもう一つのフランケンシュタイン。これらの出会いは‘フランケンシュタイン’にもっと強靭な生命力を吹き入れた。



舞台で長年、ユン・ジュンサン




“作品に参加した人々が皆、外国の古典的な名作を我が国で初めミュージカルとして出すことに対してプライドを感じました。 私たち同士の自己満足で終わらないように良い作品を作ろうじゃないかという意欲がすごかったんです。すべての人々のエネルギ一が一ケ所に集り、良い結果を出すことができたようです。もちろん『フランケンシュタイン』が、それだけの作品であったから可能だった事ですが。” ユ・ジュンサンが2014年の代表作と言われている『フランケンシュタイン』初演の異例的な成功に対して言った言葉だ。

成功的な初演の追い風を受け、急スピードで再公演となった今シーズン、ビクターフランケンシュタイン役として、再び名前が上がった俳優はユ・ジュンサンだけだ。もう一度、陰うつな闇に覆われ悲劇で癒えない傷を持つ男を演技する事になったのだ。

20年の俳優生活を通して、最も大変だった作品として『フランケンシュタイン』を公然と挙げた彼が、再び極限の感情状態に自分を追いこもうとする理由が 気になった。

“私が参加した作品のアンコール公演はできるだけ参加します。それが私の原則です。苦労しながら苦しみぬいて作った公演がもう少し強固になるように手を貸したいんです。 特に『フランケンシュタイン』では、舞台に上がったら、私がビクターフランケンシュタインだということ以外のことは全く入れないようにしました。 舞台で繰り広げられる状況に完全に集中するようにしたら毎回公演が実際に私に起きている事のように感じられました。すべての俳優が同じように感じました。だから観客の皆さんが好まれるわけですよすね。侮って挑戦すると大変なんですが、公演が終わると成熟している自分を見つけられる作品なんです。

惰弱な人間性に対して正面から向い合う『フランケンシュタイン』で、不安定な孤独というものをよく生かし好評を博したユ・ジュンサン。彼は暗い那落の底に落ちた多彩な感情を持った人物を演じながら自らの感情の浄化が起きるのを期待している。

“今日、『フランケンシュタイン』のプロフィール撮影現場で初演の時の実況音源を流してくれたんですが、途端に心にずしんと来ました。早くまた『フランケンシュタイン』の舞台に立ちたいです。”

休まないで絶えず舞台に上がりながら彼が究極に望む目標はなにか? ユ・ジュンサンがその特有のとぼけたようなほほ笑みを見せながら言う。 “我が国のミュージカル界では主演キャラクターに四十台中盤を越した俳優をそんなには使わないでしょう。私はそれをどうしてもやってみたいと思うんです。”



昨日の自分を飛び越えて、パク・ウンテ




“もう少し自分を信じられるようになった公演です。2013年の公演が決まった演技の線を徹底的に守るものだとしたら、今回は瞬間瞬間生きている演技をしてみたいと思いました。(2013年は)俳優として一段階成熟した時間だったんです。”
先日まで3ヶ月間ジーザスとして舞台に上がっていたパク・ウンテは『ジーザスクライストスーパースター』の日程を終えた所感をこのように言った。

ジーザスの余韻が残っている今、彼と『フランケンシュタイン』との再会は俳優と観客にとって嬉しいニュースとなるはずだ。

“今回の舞台でどんな変化が起きるのか? とても期待しています。 何よりキャストが変わりましたからそれによる変化が大きいですよね。特に相手役であるビクターの新キャストとの対決に期待しています。コニョン兄さんは2008年『ハムレット』でハムレットとレオティスとそて会った時の記憶が本当に良いんですよ。それだけで今回舞台が期待できます。ドンソクとは『エリザベート』で楽しく公演しましたし。明らかに今までのビクターとアンリとは違う新しいコードが出てくるんです。 今回のキャストがそれぞれ創造的なビクターとアンリの関係を見せてくれるんではないかと内心期待しています。”

2014年『フランケンシュタイン』初演を振り返ってみて、パク・ウンテの活躍を欠かすことができるのだろうか? 当時日常生活においても怪物の痛みを感じ、涙を流し、役に完全に没入したパク・ウンテ。この役で第8回ザ・ミュージカルアワードの主演男優賞を手にしたわけだから、彼の舞台に観客が集中しないわけがない。

“初演メンバーだからこそストレスがとりわけ大きいんです。 皆さんはもっと発展した姿を期待するわけですから。二倍、三倍良い姿でパッと現われなければならないじゃないですか。 実際『ジーザス』の時もそうだったんですが、最大の目標はストレスを無くすことなんです。常に壁は自分自身なんですよ。2014年の自分を飛び越えて失望させない姿をお見せしたいです。”

公演ごとに自分の壁を破り、完璧な舞台を見せてくれるパク・ウンテ。今後も彼の名前の上に付く無限の役名が、彼の舞台を待つ観客を楽ませてくれるだろう。

“『ジキルとハイド』をしながら考えがとても変わりました。 以前は絶対に新しい作品をしたいという思いがあったんですが、いつか古典的な作品一つ一つに挑戦してみたいです。今すぐではないですが、もう少し歳を重ねた時に、『オペラ座の怪人』、『ラ マンチャの男』、『レ ミゼラブル』の主人公をパク・ウンテという名前で創造してみたい欲が生じました。”



今、一番熱い、ハン・チサン



“『フランケンシュタイン』はどんな公演より熱い作品です。 キャラクターの性向、ドラマの感性、作品のエネルギー、すべてのものが熱いんです。” 初演の主役であったハン・チサンは『フランケンシュタイン』の帰還に特に胸のときめきを示した。

“早く舞台で‘君の夢の中で’と‘私は怪物’を歌いたいです。” 去年アンリと怪物を行き来し、強烈なエネルギーを放ったハン・チサンの熱演が、再演でいっそう熱くなるのでは?
“今回舞台を通して叶えたいものですか? 前よりよくなったな! この言葉だけで十分です。”

自然に知りたくなった。すでに経験したこの役に彼はどんな魅力を感じているか?
“アンリはとてもかっこよい青年で、怪物は酷い存在です。うんざりする程に酷くていやらしいですよね。それでも憎めない哀れな存在だからこそ魅力的なんです。”

初演の経験を通じて彼が感じたことは、アンリと怪物を演じるために何より体力の按配が重要であったということだ。 “力をコントロールして、体力を按配することが一番難しかったんです。結局はずっと気を使うしかなかったんですけどそれだけ自己管理が重要な役なんです。”

2014年『フランケンシュタイン』で2015年『フランケンシュタイン』に帰って来る間、ハン・チサンはいつものように休みなく動き挑戦を繰り返した。『二都物語』、『ザ・デビル』、『ジーザスクライストスーパースター』、『コレゴレ』などのミュージカルで変身を遂げるだけでなく多様なジャンルで活躍を始めた。

“人生初めての至上派週末ドラマ『バラ色恋人たち』の初リーディングの日は忘れることが出来ません。自分なりにはすごい挑戦だったし、身体が震える瞬間だったんです。初映画『馬車に乗って、コレゴレ』を撮る時もそうだったんです。”

こうしてみると、ハン・チサンには‘挑戦’位よく似合う単語もないようである。“私は常に挑戦的でいたいんです。 上手く出来ることだけをしていたくないんです。だから特定のキャラクターやジャンルに固執しないんです。固着化されたくないんですよ。俳優として不足している部分もあって、できない事も多いのですが、常に挑戦をします。そうでなかったらぶっかけご飯式にぶつかってみるんです。常に限界を壊したいんです。 想像、それ以上を実現する俳優になりたいと思うから。”





深い所で燃える花火、パク・コニョン





“先日開幕した演劇『タクシードライバー』でまた始動開始したから、ミュージカル『フランケンシュタイン』では力強く出発しなければなりません。”
予期せぬ健康上の問題で舞台からしばらく離れていたパク・コニョンは久しぶりの公演で幸せそうに見えた。

“去年の春、酷い首ヘルニアのせいで『ヘドウィグ』出演後、しばらく何もできなかったんです。 一年ちょっとを越える時間がとても長く感じられました。まるで終わらないかのように。”

演習室で汗ばむ瞬間生きていることを感じるという彼がどれほど苦しい時間を過ごしてきたのか、たやすく想像出来る。

“私は自分自身を知ってるんです。歌をすご~く上手く歌うことも出来ず、演技も特に抜きん出ているというわけではなく、顔だって今時のハンサムではなかった。 私がそれでも役者が出来たのは体力と精神力、自信があったからだったんですが、カラダが壊れたらその三つが同時に崩れるんですよ。二度と公演することができないという気がした時、生きていながら最大の恐れを感じました。 毎日希望をぶら下げられ、毎日また絶望していくんです。”

パク・コニョンの経験した恐れは彼が見せてくれるビクターフランケンシュタインを理解する重要なキーワードになるかも知れない。

“誰かを狂気に駆らせるのはは恐れだと思います。 幼い頃にママが無惨に死んで行く過程を見守ったビクターは自分に一番大事なものを失うという恐ろしさに苦しんだのでしょう。二度とそんな恐れを経験したくなくて生命創造という狂気じみた事に着手するようになるのではないでしょうか。”

パク・コニョンが頭の中に描かれたビクターは自分が創造に失敗した被造物よりもっと化け物のような人物。 残酷な怪物よりももっと薄気味悪い狂気を抱いているビクターをどんな感情線で表現するか悩み中という彼の姿は楽しそうに見える。

“新しい作品に今まさに跳びこんだところで、これから私の中でどんなことが起るのか期待しています。俳優に作品が来るというのは、それによって俳優としてさらに生きて行ける機会が与えられたということじゃないですか。 その機会が与えられた今この瞬間が本当に幸せです。”



生き生きした青春、チョン・ドンソク





帰って来た『フランケンシュタイン』で一番破格的なキャストは多分チョン・ドンソクだろう。
初演で年輪のある四十代の俳優が熱演したビクターフランケンシュタインを思い浮かべた時、まだ少年と青年の狭間にいる若い俳優がこの役のキャストに名前が上るとは誰が予想しただろうか。

“『フランケンシュタイン』をすると言うと、誰もが‘怪物’を真っ先に思い浮かべるようです。ですが、私は怪物よりはビクターの方がいろんな面で私にもっと近いと思うんです。私が一番好きなキャラクターはモーツァルトなのに、ビクターはモーツァルト位愛するようになりそうで期待しています。 早く本格的な練習が始まったらといいなと思っています。”

作品に向けた期待が強く伝わってくる興奮した声。さびしい男ビクターとは、また違う残酷なジャックとして、ビクターとは違う姿を見せなければならないはずなのにチョン・ドンソクからは恐怖は全く覗き見えない。いったい『フランケンシュタイン』の何が彼の胸をこのようにときめかせるのか?

“『フランケンシュタイン』のようにヒーリング受けることができる作品を本当にしたかったんです。” 人間という存在の悲劇と向い合う作品を選択した理由として‘ヒーリング’と言うのは思いがけない返事である。

“ビクターのように苦痛の中にある暗いキャラクターを演技する時には強烈な喜悦を感じます。 俳優の立場ではそうなことはヒーリングです。” まだ演習に入って行く前ですが、チョン・ドンソクはもう彼なりのフランケンシュタインに対する下図を描いている。

“ビクターが生命創造実験をすることに対する答えを追求すると、演技路線が決まってくるんです。幼年期のトラウマにより人が恐ろしくなり、すべての人を自分の人形にしようとそれで実験に没頭するようになるのか、まだずっと悩み中です。とにかく私はビクターを過去に縛られている若き天才サイコとして表現したいんです。 私の年に見合った狂気をがむしゃらに表現するつもりです。”

チョン・ドンソクの憚かることなく堂々とした態度が舞台へ移ったら、そしてある瞬間それが崩れていく姿が演演技として見られたら、彼のビクターは誰より強い憐憫を抱かせるのではないだろうか。もしかしたら少し新しいビクターフランケンシュタインに出会えるかもしれないという期待が頭をかすめる。



初めてだという覇気、チェ・ウヒョク




『フランケンシュタイン』のキャスティング発表で一番大きなが付いた名前は、おそらくチェ・ウヒョクだったはずである。まだ二十三歳で、生涯初のオーディションで一気に期待作の主演を掴んだ恐ろしい新鋭だ。

“嘘のようでしょ。去年初演を本当に楽しく拝見して、機会があったらオーディションに支援だけでもしてみたかったんですよ。 アンサンブルとしてオーディションを受けたんですが、アンリ・デュプレ役を演じることになるなんて! 信じられないくらい嬉しかったんです。 ところが、時間が経つと、だんだん恐ろしくなってくるんですよ。 多くの観客の期待を満たすことができるんでしょうか? ” だけど、今しがた咲き始めた青春なのに怖いなんて言っていられるの? “ だから、今頑張って準備しています!” 彼はすぐに元気な声で青春の覇気を感じらせた。

誰よりも、ど派手なデビューを控えた俳優と向い合っていると、自然と気になった。 いったい彼はどのように俳優を夢見るようになっただろうか? “中学1年生の時からボクシングの選手として活躍しました。ところが負傷したため選手生活をやめることになったんです。 進路を悩んでいる途中で演劇映画科に通ういとこの兄さんの誘いから演技を学ぶようになりました。”

長く悩んだあげく俳優を夢見るようになった彼は口には出さずに静かに自分の夢のために努力していった。
その過程の中には彼と『フランケンシュタイン』の縁を予見して見られる努力もあった。

そう、去年『フランケンシュタイン』のナンバー ‘私は怪物’で、第7回明智大ミュージカルコンテストで優秀賞を受けたという事実。それだけ彼はこの作品に並々ならぬ愛情を持っていた。

“友達のために死を選ぶアンリの剛直さとその背後ある寂しさ、また怪物としてもう一つの新しい話が始まるところ。 一人二役で絡みあった話を解くのがとても魅力的だったんです。”

アンリ役をもっては唯一に新しいキャストであるだけに、彼の舞台はもっと期待を集める。 “新人だから見せられる覇気を表現したいです。 瞬間瞬間進化して行くこと、それ自体が私の色にならないでしょうか?”

チェ・ウヒョクの舞台が待ちどおしいのは、彼が冗長気味に未来を列べる代わりに慎重に現在に集中して充実した今日を積んでいるからだ。

“他のことは考えないです。 今の目標はただ一つです。 『フランケンシュタイン! 』この作品が終わった時にスタッフ全員と一緒に笑っていられたらいいなと思っています。 これが今私の夢です。”

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