I'll be right here

ポケットにパク・ヒョシン 🥨

Scene Playbill 7月号 ⑴

2018-07-12 23:25:10 | 笑う男
2回に分けてUPします




笑いたかった、笑うことができなかった

ついにベールを脱いで、ミュージカル<笑う男>がそれとなく顔を表わした。





来る下半期観客の期待を精一杯受けている作品は断然<笑う男>がではないか。 製作期間5年、製作費175億ウォンという類例ない規模の時間と費用が投資された作品という点もそうだが、誰より韓国観客の感性をよく理解する製作スタッフ-演出家ロバート・ヨハンソン、作曲家フランク ワイルドホーンが一つになったという事実もまた、興味をそそる。 ついに長い間待つことを終わらせて観客との出会いを20日余り控えたある日、<シーンプレイビル>がソウルのある練習室を探して作品誕生の激しい瞬間をのぞいた。






この日俳優達はウルシュスが導く流浪劇団が街頭公演を行っている場面を練習中だった。蛇女、占い師、踊る熊、猿少年、とかげ少年、雄雌一体、人食い人種など様々なキャラクターが注目をひきつけ舞台中心に立ってこの大家族を指揮するこれは俳優チョン・ソンファとヤンジュンモ。 彼らは自分だけのスタイルで歌と踊りを余裕で消化して愉快ながらもカリスマあるウルシュスを演技した。

整理された音楽と導線で整っているかのように進行される練習はあたかもライセンス公演の練習室に訪れたかのような感じを与えた。 精一杯非常に楽しく演じる俳優から一歩離れている新しい顔が目についた。 ヴァオリニストコ・イェイル。彼はオーケストラピットで演奏する他の演奏者らとは違い舞台上に立ってヴァイオリンを演奏する。 劇の最初の場面から登場してなかなか舞台を離れないで、音楽と感情線を導いていくヴァイオリンの旋律は劇の解説者を連想させた。 セリフの代わりに音楽で話すという点が通常の劇の解説者とは違ったが。

実際にロバート・ヨハンソン演出家は演奏者に“ヴァイオリンがすでに多くのことを知っているかのように演奏してほしい”と注文した。 コ・イェイルやはり“グウィンプレインと登場人物が幸せな瞬間でも‘この話が悲劇へと流れることを知っている’という感じを入れて演奏しようとしている”と語った。

クラシックで叙情的ながらもどこか悲しい感じを与える音楽はやはり魅力的だった。 流麗に流れるナンバーは耳にさっさっと入ってきた。 同じ場面が二三度繰り返されるとすぐにすぐメロディを口ずさむことができそうだった。 もう‘国民的ナンバー’になった‘時が来る’をはじめとする名曲を誕生させたフランク ワイルドホーンらしいという気がした。

<笑う男>はヴィクトル・ユーゴーの同名小説を舞台の上に移した作品だ。 17世紀英国、子供の人身売買団コムプラチコスのぞっとする犯罪によって強制的に‘笑顔’を持つことになったグウィンプレインの旅程に従いながら社会正義と人間性が崩れた世相を批判して人間の尊厳性に光を当てる。 顔でない気持ちで笑いたかった‘笑う男’はついにそのようなことが出来ようか。









グウィンプレイン_パク・ガンヒョン

グウィンプレインはどんな人物なのか
幼い時に人身売買団に拉致されて口を裂けられるが、彼らにさえ見捨てられる。 顔の傷跡のために絶えることなくいじめを受けて、傷を負ったがウルシュスと過ごして次第に自身の内面を眺めることになる。 キャラクターに接近する時は外面より内面の傷を重要なキーワードとした。 また、どんな状況でどんな選択をしても純粋な魂だけは絶対に失わないという感じを与えようとする。

パク・ヒョシン、スホのグウィンプレインとパク・ガンヒョンのクウィンプルレンはどのように違っているか。 2人の俳優と違うように私はスーパースターではないとの点が最も違う
パク・カンヒョンのグウィンプレインはもう少し活発な性格を持っているようだ。 体験してみると、内に傷が多くある人ほどは表向きには違うように、活発なふりをする場合が多かった。キャラクター設定にこのような点を参考にした。

<笑う男>で見ることができるパク・ガンヒョンの新しい姿があるか。
カリスマあふれるパク・ガンヒョンを見られるだろう。 ハハ。 グウィンプレインは革命家のような気質がある。 貴族たちの前で詰まるところなしに演説する大胆な姿とか。 他の人々の前にあまりの出ない私とは違う。 私の中になかった性格を表現することが簡単ではなかった。

特に精魂を込めている場面が気になる。
2幕でグウィンプレインは議会で意志に満ちあふれて弱者を眺めて目を覚ましなさいと叫ぶが、貴族たちによって完全に物笑いになってしまう。 かれらとは対話が通じないということを悟って自嘲的な気持ちで‘笑う男’というナンバーを歌うことになる。 君たちが私を怪物だと呼ぶならば本当に怪物が何かを見せると話す、グロテスクながらも、痛みが感じられる曲だ。 グウィンプレインの複合的な感情があらわれる場面で、私には大きな挑戦と言える。

<笑う男>の魅力は何か。
原作のメッセージが歴史を貫いて今でも生き生きと伝えられるようだ。 “金持ちの楽園は貧しい者の地獄の上にたてられたのだ”というヴィクトル・ユゴーの話にもよく見られる。 私たちの社会もますます貧益貧 富益富現象が激しくなっているから。 以前にもこのような部分に問題意識を有していたが<笑う男>を準備してもう少し悩むことになった。 社会構造を変えるのも重要だが一人一人の欲から来る部分も大きくないだろうかと思う考えもすることになったし。 皆が引き続き努力していかなければならない部分だと考える。

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