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ポケットにパク・ヒョシン 🥨

メトロニュース♠️フランケンシュタイン

2014-03-17 10:38:07 | フランケンシュタイン
この記者さんの文章...
好きだなぁ~。
サラリーマン向けかな
学生ちゃんや主婦向けな文体じゃないですよね~

これ読んだら、ちょっと気になりますよね~ ^ ^
テハンミング男子は、こ~いう記事を見て彼女をデートに誘うのですかね



メトロニュース 2014/3/16 タク・ジニョン記者

国内創作ミュージカル界に新しい道しるべを提示した作品が登場した。

11日忠武アートホールで開幕した『フランケンシュタイン』は、脚本・演出から音楽・セットまで海外ライセンス大作ミュージカルと比べても遜色ない舞台を公開して既存創作ミュージカルの限界を破った



英国作家メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』が原作であるこの作品は一見ライセンス ミュージカルのようだが、原書テキストを参考にしただけで、企画から製作までを100%国内創作陣の手で誕生させた地産ミュージカルだ。

忠武アートホールが開館10周年記念作として、これまでの力量を総動員して舞台に仕上げたものだ。劇の基本の軸は原作と同じように神になろうとする人間と人間の手で創造された怪物の対立だ。




しかしこの作品は原作をそのまま舞台にしたというよりはアンリデュプレという新しく創作した人物を投じて目新しく仕上げた。

人の死体で新しい生命を誕生させる実験をするビクターフランケンシュタインは自身の助力者であり友人であるデュプレが死ぬとすぐに彼を利用して新しい存在を誕生させる。

しかし再び生き返ったデュプレは怪物に過ぎなかった。ビクターに捨てられ人間たちに残酷な仕打ちを受ける怪物は結局創造主ビクターを呪って復讐劇を繰り広げる。

ビクターと怪物の出会いから対立までの話はスリルがあり、興味深く繰り広げられ、3時間の長い公演時間は決して退屈ではない。

怪物のような生活を送る人間の利己的な姿、人間よりももっと人間らしい心を持つのに決して人間になれない怪物の苦悩が、善と悪の区分を曖昧にし、観客に人間らしく生きることとは果たして何なのかと哲学的質問を問いかける。

『三銃士』『ジャック ザ リッパー』等多様なヨーロッパ ミュージカルの舞台を演出し好評を博したワン・ヨンボムが、それまでの経験の集大成を『フランケンシュタイン』に注ぎ込んだ。

怪物が誕生する実験室、ビクターと怪物が追って追われる陰鬱な森のセットなどは派手で舞台も有機的に自然に流れる。
何よりもこれまで創作ミュージカル発展に最も大きい障害となっていた音楽の完成度が高い。

たとえば『オペラ座の怪人』や『キャッツ』のような世界的なミュージカルのように耳に刺さる漢方のようではないが、自然と耳に残る創作ミュージカル音楽の新しい地平を切り開いたと評価するに値する。

ビクター役と怪物を困らせる格闘場主人チャク役のユ・ジュンサン、リュ・ジョンハン、イゴンミョン、アンリデュプレ役と怪物役のパク・ウンテ、ハン・チサンなど全俳優が完全に相反したキャラクターを1人2役で演技する姿を見るの目新しく面白い。

パク・ウンテは怪物の身振りと声まで繊細に演技して完ぺきなキャラクター表現力を見せる。

もちろん初めて試験台に上がったミュージカルだけに指摘する部分がなくはない。
この作品は全体的に昨年国内で大人気を呼んだヨーロッパ ミュージカルのような感じが強い。興行の側面で安全を試みた賢い選択のように見える。
しかし一方ではそうした点で独創性が不足し、特に派手なヨーロッパ式衣装とパーティー場面は食傷ぎみな感じを与える。

ドラマ中間アンサンブルが登場して踊る場面も全体的なあらすじと大きい関係がないのに短くない分量を占め無駄に感じる。

それでも『フランケンシュタイン』の登場は韓国創作ミュージカルの発展の可能性を見せたという点で意味深い。

さらに創作劇初演は成功が決して容易ではないが、この作品はライセンス作品に遅れをとらない興行要素をあまねく備えた上に最近公演界にこれといった大作が出てこない時期という点から見ても興行を期待してみる価値はある。