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ポケットにパク・ヒョシン 🥨

ニュース記事: ベートーヴェンシーズン2 確かに良くはなった... 変わった点は?

2023-04-26 20:00:00 | ベートーヴェン

MHNメディア 2023.4.26

好き嫌いが分かれたベートーヴェン...シーズン2でカムバック
ナンバー追加、シーン削除及び修正...叙事の蓋然性を高める
ベートーヴェンの音楽ベースナンバー...相変わらずの強み
5/15まで世宗文化会館大劇場



ミュージカル「ベートーベン;Beethoven Secret」がシーズン2で帰ってきた。大きな変化ではないが、確実によりさっぱりと整えられた。 聞けば聞くほど良いベートーベンの音楽がしっかりと定着するので、今後着実な発展が期待されるところだ。 

1月12日から3月26日まで芸術の殿堂オペラ劇場でワールドプレミア初演を行った「ベートーヴェン;Beethoven Secret」(以下「ベートーヴェン」)は「マタハリ」、「笑う男」、「エクスカリバー」、「フリーダ」などを披露したEMKミュージカルカンパニー(以下EMK)の5番目のオリジナル作品だ。


世紀の天才音楽家ベートーヴェンの音楽家としての面貌と、一人の人間として内面の自我を探していく過程を描く。不滅の恋人として名指しされたアントニー・ブレンターノとの愛がメインだ。

劇作家のミヒャエル・クンツェと作曲家のシルヴェスター・リーバイがEMKと共に7年以上念入りに準備したと知られ、多くの期待を集めた。 しかし、本公演が始まった後、観客の反応は好き嫌いが分かれた。これに対しEMK側は「シーズン2でふさわしく大きく変わった公演を披露する計画だ。 劇中のキャラクターをはじめ、作品のナンバーも変更される予定だ」と言い、カムバックを予告した。


そして14日、シーズン2が始まった。実際に見たら確かにもっとよくなった。先立って最も大きく指摘されたのがベートーヴェンとトニーの愛に対する共感だった。 彼らが愛する過程が蓋然性に欠けるということだ。 シーズン2ではトニーが家庭があるにもかかわらずベートヴェンと愛するようになった理由を納得させようと気を使った。

このため、夫のフランツが女優と会う場面を追加した。トニーは政略結婚によってまともな愛を感じられなかったことを強調する。ベートーヴェンとの出会いも運命のように恋慕う愛というよりは友人から始まり共感を発見し、救援者、愛で徐々に増幅するよう変化を与えた。 しかし、第2幕で彼らの話が終わる過程は依然として早急な感じがする。



「ベートーヴェン」の最大の強みはベートーヴェンの音楽を基盤としたナンバーだ。 原曲自体があまりにも素晴らしいため、ミュージカルスタイルで編曲されたナンバーは聞くほどに快感だ。

シーズン2ではナンバーに変化を与えた。 「私だから」をはじめとするいくつかの曲は節を追加したり歌詞を修正した。ベートーヴェンが医師から聴力回復が難しいと言われて歌う「自分の運命の前の自分」は「絶壁の淵」に変わった。 アントニーの「絶望だけが私の」、カスパールの「誰が何と言おうと」なども新しく追加された。フランツとピツォークの浴槽シーンなど不要な部分は削除した。 また、場面やナンバーの順番を変えながら流れも整えた。 リプライズ(reprise)も減った。 公式的なランニングタイムはシーズン1が165分、シーズン2が170分だ。 ナンバーの数も52曲から53曲に増えた。 しかし、体感上、伸びたり退屈だという感じはない。 無駄を減らすとかえってスピード感は速くなったようだ。



俳優たちも完全に溶け込んだせいか、キャラクターの表現方法がさらに鮮明になった。 カイのベートーヴェンは音楽家としての宿命と愛の間での苦悩が深い。どっしりとした発声も勇壮なベートーヴェンの音楽とシナジー効果を発揮する。ユン・コンジュのトニーは変化した叙事に合わせた流麗な流れが目立つ。 ベートーヴェンに向けた感情の変化を明確に描き出す。

普段クラシックと切ない恋物語が好きなら、「ベートーヴェン」シーズン2は好材料になりそうだ。 しかし、全体的にはシーズン1と比べて大きく変わったわけではないため、すでに好き嫌いがあった観客の心まで戻せるかは未知数だ。 

「ベートーヴェン」シーズン2は5月15日まで世宗文化会館大劇場で公演される。 パク·ヒョシン、パク·ウンテ、カイ、チョ·ジョンウン、ユン·コンジュ、オク·ジュヒョン、イ·ヘジュン、ユン·ソホ、キム·ジンウクなどが出演する。