中学生の時のことを思い出す。
私が中学生の時だから、もう35年は前なので、
今は多少とも状況が変わっているだろうとは思う。
学校に、カウンセラー室があり、たしか2人くらいのカウンセラーが交代で
常駐していたように記憶している。
35年前のこの頃、同性愛について情報は乏しかった。
あと数年待つとある情報源が世に出るのだが、この話はまたあらためてねちねち書こうと思う。
自分は同性愛者ではないか、な . . . 本文を読む
「結婚します」と聞いてすぐに「おめでとう」とすっきり言えないほどに ひねてしまった。 あらたいへんね、せいぜいがんばんなさいよ くらいが精一杯の祝辞である。 素直に祝う気になれないのには、いくつか理由がある。 ・自分ができないから。 こう書くと、ただのヒガミにしか見えないが。 結婚すると、いろいろお得である。 税金が安くなったり、一人が会社勤めなら配偶者も社会保険や厚生年金に入れたり、 血縁では . . . 本文を読む
レズビアンだったりトランスジェンダーだったりで生きていると、
毎日なんかしらイヤなことがある。
あら生きてゆくとはそういうものよ、と言うかもしれないが、
ことマイノリティだからということでイヤな思いをする、
という部分は取り除いていけるだろう。
イヤなことがあると、腹が立つ。
あんまり毎日つづくと、気持ちが沈む。
取り除けるもんなら取り除きたい。
何に腹が立っているか、しっかり伝えないと無くな . . . 本文を読む
LGBTという言葉が広まってきて、続いて、
アライという言葉をよく見るようになってきた。
ストレート・アライとも言う。
どういう意味か。
ここはもう、ウィキペディアに頼っちまおう。
「人権の平等化や男女同権およびLGBTの社会運動の支援や、
ホモフォビアへの異議を投げかける異性愛の人々を指す言葉。
LGBTなどの当事者では無いが、LGBTなどの人々が社会的に不利な立場に置かれていると感じ、
ホモ . . . 本文を読む
トランスジェンダーにとって、身体のでっぱりの処理は必至の問題である。
でっぱりはひとの目に付く。
身体の性別で見られたくないのに、目に付く部分で判断されるのは
視線にさらされている感覚も加わって、不快だ。
MTFたちの苦労を私はあまり知らないので、
知らないことについて知ったように書くこともない。
ここは、私個人のことを書く。
以前も前提として述べたけれど、あくまで、私の個人的な経験や感想であ . . . 本文を読む
東京レインボープライドの会場イベント、5月6日のトリは星屑スキャットだった。
立ち位置は向かって左から、
ミッツ・マングローブ、ギャランティーク和恵、メイリー・ムー
の3人。
お恥ずかしいことに初めて聴いたのだが、ステージが始まってすぐ私は仰天してしまった。
アレンジがいい、コーラスが見事。
会場でCD売ればいいのに!
(翌日の中島実嘉さんはブースを一つ設けて販売していた。)
帰宅してすぐに . . . 本文を読む
注:映画の話ではありません。
早朝、犬の散歩に出かけて、犬を遊ばせている間、本を読む。
文庫本をポケットに突っ込んで行って、ほんの数ページだけ読むのが楽しみのひとつだ。
荷物にならない、なるべく薄っぺたい本がいい。
近頃の文庫本は、読みやすくするために文字の大きいものが多いが、余計なお世話だ。
文字を大きくすると、ページ数が増えてしまう。
紙質もちょっと良くなっていないか?
文庫は小さく薄く . . . 本文を読む
東京レインボープライドを通じて、何人かの人と新しく繋がりを持ったので、
私のセクシュアリティにまつわる部分について書いておく。
※
幼い頃から、スカートよりズボンが好き。
よく男の子と間違われる。
あらたまったお出かけ、例えばクリスマスに教会に行くとか、親戚の集まりとか、
結婚式とかいったものが嫌いだったのは、ワンピースなどを着せられるせいもあった。
小学校高学年頃は、好きな男子もいたが、好 . . . 本文を読む
私の脳細胞の線維がクサレる前に、2日間でどんな人たちと会ったか
ってことだけでもサササと記録しておく。
楽しいだけのイベントではないから、参加者には一人ひとりそれぞれの思いがある。
ここに書いていないけれど、各ブースでじっくり説明してくれた人たちもいる。
昨日一昨日と、facebookに投稿したものにちょびっと加筆。
※
6日(土)
東京レインボープライド、代々木公園イベント広場行ってきた . . . 本文を読む
[あらすじ] 今日は東京レインボーパレード。
[性的マイノリティ]とカテゴライズして書いているとき、
私は読者を限定していない。
限定しないと、なんとなく自然と、マジョリティに向けた書き方になっている。
ストレートのみなさん、私はこんなですよ、
というスタンスである。
が、今日は、仲間に向けたい。
仲間ってざっくりとした言葉だけど。
テーマは普遍性があるので、誰が読んでも感じるものはあるはず . . . 本文を読む
[あらすじ] 明日は東京レインボーパレード。
先頭集団の先頭でトロンボーン吹いて歩くよ。
とはいえ、ほんとのほんとの先頭の一列は、本部の人が歩く。
たぶん、真ん中に華やかなドラァグクイーン。
23年前、日本初だったレズビアン&ゲイ・パレードをやった時は、
そんなことも初めてだった。
「先頭の左端を責任者が歩くんだって!」
「へー!そういうふうに決まってんだねー!」
なんて会話しながら10人くら . . . 本文を読む
子どもの頃、よく「おとこおんな」とからかわれた。
男のような女、という意味だ。
女のような男の場合は「おんなおとこ」と言われるか、
「おかま」と言われるか。
「おなべ」は「おかま」から連想して後からできた言葉で、
そして30年くらい前だとまだ職業的な意味が強かった。
「おなべ」という言葉を使ってからかわれることは無かったように記憶している。
※
今あらためて、自分で女でもなく男でもない性別 . . . 本文を読む
[あらすじ] 私はFtXだよ。
FtXってなんだよ?
女性で生まれて、女子として育てられ、
でも本人の自覚としては、女性として扱われることが不快、
しかし、男性になりたいわけではない。
そんな私の性自認を表現する言葉で今在るものは、FtXということになる。
FはFemale(女性)のF、tはto、Xは謎のX。
※
そんな私を知る親しい友人が、
他の人に私のことを指して言うのに、「彼女」という . . . 本文を読む
[あらすじ] 5月7日は東京レインボープライド。
今年もブラスバンドに参加して、先頭でトロンボーンを吹くよ。
日曜日の9:50から、ステージで演奏する。
今年の曲目は、
ホワイティング作曲『ハリウッド万歳』
レスピーギ作曲『ローマの松』よりアッピア街道の松
の2曲と、なにか。
『ハリウッド』はいかにもブラスといった賑々しいお楽しみ曲。
『松』は演奏する者も聴く者も何かたいへんな感情の高揚にとら . . . 本文を読む
だんごのみよしというチェーン店がある。
小さな店舗で安いだんごを売る。
多摩地区で展開しているようだ。
最寄駅の近くにもあったし、自転車で10分くらいの所にもあった。
出張の道のりの途中にもあったが、
いづれもツブレた。
駅前など、条件の良い店だけ生き残っているような気がする。
きっと末端の経営は厳しいのだろう。
他におにぎりや稲荷寿司や太巻きなどもやっている。
なぜ和菓子屋ってこういうもん . . . 本文を読む