[あらすじ] 2020年はブギーの年。
と、私が決めた。
笠置シヅ子さんの歌った「ブギ」を何曲か歌って、
you tubeにアップしたり、讃美歌をブギアレンジしたりするのだ。
ブギーイヤーなのだ。
ついては、you tube動画の尻にくっ付ける20秒ほどの動画を作ろう。
アニメーションで文字が変わるという案を退け、
将棋の駒が成ることで文字が変わるという案がのし上がった。
将棋の駒を作るメーカーのサイトを見ると、
材からどのように駒を切り出すかという解説も図も有る。
今回は、自宅のツツジの切り枝を切って作る。
さほど太い枝ではないので、縦に割って削って板状にする。
グラインダーにあてて表面をやする。
丸みを帯びないように、しっかりと押さえる。
指先を削っちまわないようによく気を付けてもやっぱり少し皮が削れる。あぶな
※
「2020年」をひっくり返すと「Boogie」に成るようにしよう。
「0」が2個有るのがちょうどいい。「o」に成る。
じゃあ「年」はひらがなで「ねん」として、それぞれ「ie」に成らせよう。
2つの「2」は「B」と「g」だ。
書体はタイプライターっぽいのがいい。
「g」が「g」の形のものがいい。
この「g」は二つの丸にツルが付いているので眼鏡のような形だ。
英語で眼鏡はちょうど「g」から始まる「glasses」である。
「B」と「g」が王将サイズ、
「i」と「e」は桂馬サイズ、
「o」は歩兵サイズ。
※
漢字やかなは筆の運びを基にして、彫り方が有る。
「ね」や「ん」は彫刻刀で彫る。
アルファベットも、幅のあるペンでカリグラフィ的に書けば、
漢字を彫る時のように、中心線や角に向かった線などをもたせて彫るのが相応しいのだろう。
そう言えば、アルファベットの墓碑銘や洋風の石碑の刻字をまじまじと見たことが無い。
まあいいや。
アルファベットを彫った将棋の駒というもの自体、
既存のお手本なんて無い気がする。気のせいじゃない気がする。
書体の雰囲気を活かすには、円い溝を彫ったほうが良いと思う。
丸い先端のビットを着けて、ルーターで彫る。
た、楽しい。
※
文字の黒は漆を使うのが本当らしい。
やってみるか。
近所の釣具屋で、へら鮒釣りのコーナーに行くのがちょいと楽しい。
へらをやる人たちは、浮きを自作するらしい。
材や塗料があれこれ置いてある。
なんせ塗る物が浮きという繊細な物だから、
漆も少量の瓶で売っている。
釣りをしたいと思ったことが有る。
磯でぼんやり過ごすことは楽しい。
どうせ長時間ぼんやりするなら、
竿を持っていりゃ一石二鳥になる。状況に合わない四字熟語だな。
川へ行くことも多い。
へらなら浮きだし、エギングやフライフィッシングやルアーなど
疑似餌を手作りする類の釣りなら、準備の段階からずいぶん楽しめそうだ。
そんな風に思ってちょっと釣りを試したことが有るのだが、
釣針の扱いがちょくちょく痛いこと、
魚の顔がそもそもあんまり得意でないこと、
それを合わせると外道が釣れて針を外す作業がツラいこと、
結局のところ殺生に気が引けてしまうこと
などが理由で、深入りしなかった。
殺生をひと任せにしながら肉食をするよりも、
自分の食べる魚くらいは自分で獲れるようになりたいのだが。
※
なんだっけ。
ああ、将棋の駒。
漆はやめておいて、文字には墨を入れることにする。
このままだと木目に墨が滲んでしまうかもしれない。
2,3回、柿渋を塗ることにする。
墨を入れてからまた柿渋で仕上げよう。
※
将棋盤も必要だ。
たしか、家に折り畳みの将棋盤が有ったはずだが。
見付からない。
本箱を解体した板がいくらも有るので、
そこに線を引く。
これまた、比率の問題が有る。
インターネットで検索すると、ちゃんと見付かる。
枡目の縦横の比率は決まった数値が有る。
駒のサイズに合わせて、桝のサイズを決めて、線を引く。
つづく
おっと、肝腎の動画はこちら↓
最後まで見るとやっと将棋の駒が登場するのだ。
https://www.youtube.com/watch?v=N97Y7_-bQsY
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