犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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訃報ジーロくん

2020年08月24日 | 犬と暮らす
飼い犬ジーロくん15歳去勢オス癲癇の既往有り慢性腎不全のため毎日皮下点滴。

今日、15時頃に、息を引き取りました。

午後、自分の寝床の上で寝ていて、
14時半頃、私がトイレでしばらく気張った後、出て、見たら、
痙攣していた。

いつもの、癲癇の痙攣と、何かちょっと違う気がする。
似ているけれど、鼻から息継ぎする感じや、
四肢の振るえの感じが、ちょっと違う感じがする。

見守る中、オシッコが出る。
しばらくしたら、残りがもう少し出る。
その後、ウンチも出た。
これも、今までの痙攣では無かったことだ。

痙攣の感じが変化無いまま、10分くらい経つ。
変化が無い感じも、今までと違う。

動物病院に電話する。
痙攣を止める薬を注射することはできる、という。

毎朝、皮下点滴の手伝いに来てくれている近所の幼なじみ友人Mに電話する。
車を出してくれると言う。
「着替えたり準備」急いでくれても、待つ15分は長い。

そして、車で動物病院まで15分。
合わせて、痙攣が始まってから45分くらいか。



診察台の上に乗せてみると、
後肢の振るえが止まっている。

できる処置の説明を聞いて、「ではお預かりします」なんて言う頃には、
前肢の振るえも止まっている。

そして、呼吸の様子も落ち着いてきた。
おや、少し様子を見たい、と思ったが、
処置室のほうへ運ばれていった。



1分か2分か3分か。もう憶えていないが、
医師が戻ってきて、
「今、呼吸が止まったので、蘇生処置に入ります。」と言う。
えっ。



こちらでお待ちください、と言われるままに、
犬が「待て」と言われたように、待つ。
待つ時間は長い。
15分か、20分か、待って、
ノックして、通りがかりのスタッフに、
「様子が知りたいのですが」と声をかける。

医師が来て、「気管挿管をして、蘇生処置をしているのですが、
なかなか心拍が戻らなくて」と言う。

そういうことなら、
もう、頑張らせるよりは、そばにいてやりたいです、
と言って、案内してもらう。

処置室の診察台の上で、管を挿れて、
心臓マッサージを院長先生がしてくれている。

もう、じゅうぶん、がんばったと思います。

よしよし。



息を引き取る瞬間に、そばにいてやれなかったことが。
この2ヶ月、みっちり一緒にいたのに、
最期の瞬間にどうして。
という気持ちにもなる。



「きれいにしますね。」
と言われても、自分でやってやりたい、という気がした。
まあ、管を外したり、のどの奥にワタ詰めたり、いろいろお任せすべきことは有る。

連れて行った時に乗せていた敷物にくるんで、病院を出る。
受付時間になって他の患犬と飼い主さんたちが待合室にいる中、
さささと通り抜ける。



帰宅して、
いつもの寝床の上に寝かせてやる。

庭に埋めるのは明日にしよう。



昨日の夜は涼しかった。
夜中に何かで目を覚まして、
その後、どこか苦しいのか、寝付かれなかった。
寝かし付けること三度目くらいにようやく眠った。
しばらく眉間を撫でてやったりして、
久しぶりに添い寝する。

若い頃は、私が横になると、ドテンと添い寝してきたのだが、
年を取ってからは一緒に寝たがらなくなっていた。
だから、一緒に寝る感じはとても久しぶりだった。

最後の夜になった。



もう一度、私の手で全身を拭いてやる。

まだ体温が残っている。
硬直は始まってきている。

触るなら今だ。

生きていたらイヤがってしょうがない、鼻先や口元を触りまくり、
お手を握りまくり、肉球を握りまくり、
とにかく、全身、すみずみまでかわいくてたまらない。



一旦はなれて、こうしてパソコンに向かう。
向こうを向いて寝床の上にいる姿は、いつもと同じように見える。
胸が上下しているように見えたりする。そんなはずは、無い。



今夜は通夜だ。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ジーロくん 追悼 (後藤)
2020-08-25 01:27:10
ジーロくん 追悼
返信する
ジーロくん追悼 (す~さん)
2020-08-25 13:40:24
ありがとうございます。
返信する

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