犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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スティックシュガーアント

2023年02月09日 | うつろい
家の門先に、あれこれの植物を株分けしたものを、
百円均一で置いている。

今は、開花したクリスマスローズがよく出ていく。
そりゃ、百円でひと鉢なんだから。
文字通り掘り出し物だろう。

百円はオープンセールだったことにして、
ぼつぼつ値上げしようかしら。
200円くらいに…。
200%の価格高騰だが、まだ安い。



庭で殖えて殖えて困るものを、
昨年までは捨てていた。

庭に置いておいて乾いたら燃やす、というのならまだ
受け入れられるのだが、
あんまり焚火をしてはいけない世の中のようだ。

抜いた植物を、ゴミ袋に入れて、ゴミの収集に出す。
これはとても気分が良くない。

庭の緑を喜んで、でも殖え過ぎたからってゴミとして棄てるなんて、
私の感覚としては気持ち悪い。



ゴミとして棄てるくらいなら、
喜んでくれる人が持って行ってくれるほうがずっといい。

ゴミ袋にぶち込むほうが、作業としては簡単だ。
丁寧に鉢に上げるのは手間がかかる。
時給で考えたら、百円では手間賃にもなりゃしない。

でも、生きるならそのほうがいいと思ってやっている。



ヤマブキもアホほど殖える。

地下で延びて伸びて、もとの株からずいぶん離れた所に
ひょいと芽を出す。
すごく強い。

ほんの数cmかという切れっぱしからも芽を出す。
だから、掘り起こして切ったとして、
ちょっと切れっぱしがそこいらに残ったら、
そこからまたひと株が育つ。



株元にシャベルを思い切り突き立てる。
足をかけ、グイッと踏み込む。

ちょうど手薄な所だったら一発で分けることができる。
硬い所だったら動作を繰り返す。

強いけれど、根は深くない。
せめてもの救いか。



古い茎は木質化して、そして更に年を経ると枯れる。
カッサカサのキビ殻みたいになる。

そういう古い茎は、手でパキパキ折っていく。
心地良く折れる。



そういう古い茎を折っていたら、
折った口から、蟻がパラパラとこぼれ出た。
古い茎の中で冬ごもりしていたようだ。

振ってみる。
ジャラジャラと蟻が出てくる。



明日は冷え込んで、みぞれが降るとか。
蟻たちはとっくに新しい居場所を見つけていることだろう。
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