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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

「鉄オタ道子、2万キロ」

2022年04月05日 | よみものみもの
10日ほど前に食中毒をやらかし、回復ままならない。
おとなしくしていると36℃くらいの低体温ぶりである。
それはそれで、免疫力が充分に発揮できなそうでよろしくなさそうだ。
だが、平熱になってはいる。
しかし、
ちょっと外出したり、ちょっと庭仕事をすると、
日中、37℃台半ばまで上がる。
37℃前後くらいだったらともかく、これはちょっと上がり過ぎだ。
そもそも熱を測ろうと思うくらい、そういう時はダルい。

すぐに疲れて熱ッ発するという状態が一週間は続いている。
消化力は回復して、普通のものを食べている。
普通と言っても白飯である。
消化しやすいだろうと配慮している。
普段は発芽玄米だの胚芽押麦だので4割以上を占めるパキパキの飯を炊いている。

あーあ。
庭仕事したい。
どこか遠くへ行きたい。



ここしばらく、私の旅情を満たしてくれたのは、
「鉄オタ道子、2万キロ」というテレビドラマだ。
テレビ東京の深夜ドラマは、どうでも良くってとてもいい。
非常に文化的である。
なんのためにもならない感じが、芸術のようですらある。
ドラマと言っても、さしたるドラマは無い。
多少のストーリーは有るには有るのだが、
そこは問題ではない。

主人公の大兼久道子(おおがねくみちこ)は本業として家具メーカーに勤めながら、
雑誌「旅と鉄道」にYUIというペンネームで寄稿している。

取材先の駅に降り立っては、
「ここ、どこだよ」と言うのが決めゼリフである。
選んで調べて切符買ってレールに乗って着いていて「ここどこ」もなんも無いと思うのだが、
「遠くへやって来た」というぽつねん感を表しているのだろう。

旅先で出会った、鉄道オタクの青年’甲斐くん’は、YUIさんのファンである。
YUIさんにいつか会える、と期待して鉄旅を続けている。
しかし、道子がYUIさんだとは気付いていない。

そんな些細なストーリーよりも、景色の映像を見るのが楽しい。



ドローンを使って撮影した風景が素晴らしい。
第一回は函館本線の比羅夫駅だった。

カメラが線路と道路と川と森を映しながら、上空へと昇っていく。
そして遠景に、羊蹄山がその堂々とした姿を表す。
あたしゃここのシーンを何度も再生したね。
気分がスッとするのだ。



残念ながら、先週の放送で最終回だった。
こんなもん、永遠に続いていいのに。

どうにかなりませんかね?テレビ東京さま。


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