たまーに触れてきたが、私はファンクが好きだ。
そう言うと、知らない人にはパンクに聞こえる。
パンクで育ったところもあるので、別にそれでもかまわない。
ファンクとちゃんと聞き取ってもらえた場合でも、
ファンクって何?と聞かれることもある。
米国の黒人の音楽で、ソウルやR&Bの流れを汲み、ロック要素も強い音楽だ、
とかなんとか答える。
ファンクって何?と聞く人には、この答えじゃなんのこっちゃか想像つかないだろうな。
たとえばジェイムス・ブラウンとか、プリンスもファンクだよ、
なんてことを添えることもある。
でも、プリンスのコテッコテのファンクな側面は、あまり知られていないだろうし、
ファンクって何?と聞く人は、ジェイムス・ブラウンも知るわきゃないので、
やっぱり回答になっていない。
そんな中でも、私が好きなのは、P-Funkだ。
なんて言うと、今度はファンクが好きと言っている人から
あんたはそっちか、と眉をひそめられることがあったりもする。
P-Funk(ぴーふぁんく)はジョージ・クリントンやブーツィー・コリンズや
バーニー・ウォーレルを中心に、多くのミュージシャンが参加した音楽集団だ。
泥臭く猥雑なリズム感を持っている。
ディスコチューンをファンキーと言うのと、まったく様相が違う。
8ビートの上に16ビートのタイミングでシャキシャキとキレ良く音が乗る
というのと、まるで違う。
ブレッカー兄弟はP-Funkに参加しているけれど、
ブレッカー・ブラザースの音楽自体は私はファンクと感じられない。
こう書くと、ジェイムス・ブラウンのすごさが分かる。
JBのやってることは、上の言葉で当てはまるけれど、
それでもどろりと汗臭い。
ファンクの原形は真にJBにある。
ああ回り道。
バーニー・ウォーレルが他界した。
肺がんだと聞いていたので、驚きはしないが、残念ではある。
20年以上前に、自身のバンドで来日した時のこと。
六本木だったかどこだったかの、ビルの中にある店が会場だった。
客はテーブルで酒を飲みながらステージを観る、というスタイルだった。
なんだかコギレイな店だった。
私は到着が開演ぎりぎりになったので、バンド仲間は心配していた。
須山はいつもどおりのゴム草履で来て店に入れてもらえないでいるんじゃないか、と。
しかし開演時刻直前に会場のあるビルに着いていた。
地下の駐車場に車を停めて、上の階へ向かうには、
お客様用ではなくスタッフ用のエレベーターを使っていただくことになります、
と警備員に丁寧に案内された。
ああ、間に合って良かった、とエレベーターの中でほっと息をついていると、
途中の階で止まってドアが開いたら、
目の前にいたのはバンドメンバーだった。
狭いエレベーターの中で、目の前に逞しいバーニーがいる。
ハッ、ハーウラッキー!と叫んだきり絶句してしまった。
何も言えずにアワアワしている私に、バーニーはにっこりと微笑みかけて
手を差し出してくれた。
P-Funkの偉大なキーボーディスト、
バーニー・ウォーレルに握手を求められた日本猿は
後にも先にも私くらいなもんだろう。
そう言うと、知らない人にはパンクに聞こえる。
パンクで育ったところもあるので、別にそれでもかまわない。
ファンクとちゃんと聞き取ってもらえた場合でも、
ファンクって何?と聞かれることもある。
米国の黒人の音楽で、ソウルやR&Bの流れを汲み、ロック要素も強い音楽だ、
とかなんとか答える。
ファンクって何?と聞く人には、この答えじゃなんのこっちゃか想像つかないだろうな。
たとえばジェイムス・ブラウンとか、プリンスもファンクだよ、
なんてことを添えることもある。
でも、プリンスのコテッコテのファンクな側面は、あまり知られていないだろうし、
ファンクって何?と聞く人は、ジェイムス・ブラウンも知るわきゃないので、
やっぱり回答になっていない。
そんな中でも、私が好きなのは、P-Funkだ。
なんて言うと、今度はファンクが好きと言っている人から
あんたはそっちか、と眉をひそめられることがあったりもする。
P-Funk(ぴーふぁんく)はジョージ・クリントンやブーツィー・コリンズや
バーニー・ウォーレルを中心に、多くのミュージシャンが参加した音楽集団だ。
泥臭く猥雑なリズム感を持っている。
ディスコチューンをファンキーと言うのと、まったく様相が違う。
8ビートの上に16ビートのタイミングでシャキシャキとキレ良く音が乗る
というのと、まるで違う。
ブレッカー兄弟はP-Funkに参加しているけれど、
ブレッカー・ブラザースの音楽自体は私はファンクと感じられない。
こう書くと、ジェイムス・ブラウンのすごさが分かる。
JBのやってることは、上の言葉で当てはまるけれど、
それでもどろりと汗臭い。
ファンクの原形は真にJBにある。
ああ回り道。
バーニー・ウォーレルが他界した。
肺がんだと聞いていたので、驚きはしないが、残念ではある。
20年以上前に、自身のバンドで来日した時のこと。
六本木だったかどこだったかの、ビルの中にある店が会場だった。
客はテーブルで酒を飲みながらステージを観る、というスタイルだった。
なんだかコギレイな店だった。
私は到着が開演ぎりぎりになったので、バンド仲間は心配していた。
須山はいつもどおりのゴム草履で来て店に入れてもらえないでいるんじゃないか、と。
しかし開演時刻直前に会場のあるビルに着いていた。
地下の駐車場に車を停めて、上の階へ向かうには、
お客様用ではなくスタッフ用のエレベーターを使っていただくことになります、
と警備員に丁寧に案内された。
ああ、間に合って良かった、とエレベーターの中でほっと息をついていると、
途中の階で止まってドアが開いたら、
目の前にいたのはバンドメンバーだった。
狭いエレベーターの中で、目の前に逞しいバーニーがいる。
ハッ、ハーウラッキー!と叫んだきり絶句してしまった。
何も言えずにアワアワしている私に、バーニーはにっこりと微笑みかけて
手を差し出してくれた。
P-Funkの偉大なキーボーディスト、
バーニー・ウォーレルに握手を求められた日本猿は
後にも先にも私くらいなもんだろう。
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