犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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ばえなめし

2021年03月18日 | たべもののみもの
誰かがテレビで「いい」って言ったりしたのか、
ある時、店頭からオートミールが消えた。

「からだにいい」っていう言葉の意味はなんなんだ。
ある物が間違いなく「いい」なんてことが有るわけが有るのか。

白米を食べることは日本でフツウなことになっている。
数十年前よりも、数百年前よりも、数千年前よりも。
時代が違えばそれは当たり前なことではなかった。

そして今度は「あんまり精製し過ぎたものは良くない」ということが言われるようになってきた。
糖分やでんぷんなどを残すばかりで、食物繊維やビタミンBなどの成分が失われているからだ。

じゃあなんで白米がもてはやされるようになっていたかと言うと、
それは味であるとか、消化しやすさなどだろう。

「消化に良い」という表現をしたら、また「白米が良い」ということにもなりそうだ。
「~に良い」とは、その程度のことだろう。
何に価値をおいて「良い」と言っているのか、
そこを見ずに「良い」と言うなら、
それはなんの価値も理解していない。

などとブツクサ考えながら、店で穀類の棚を見る。



近所のドラッグストアは食料品もずいぶん扱っている。
新たにオートミールを置くようになった。
ありがたい。



米の飯が好きである。

おかずちょびっとで飯をもりもり食べるほうだった。
それは、とうにやめた。
いつ頃からだったか、一日二食にした。
いつ頃からだったか、昼は蕎麦にした。
いつ頃からだったか、夜は主食の炭水化物はやめた。

米の飯を食べる機会が激減した。

つまらないので、外食や弁当では喜んで食べることにした。
しかし、米の飯を食べずに生活していると、
たまに米の飯を食べた時に、異様に腹がふくれる。
食べていて苦しい感じになるし、
食後も腹がパンパンになるし、
消化にも時間がかかるように感じる。

慣れないものを消化している、という感覚が身体にある。
白米でも、そう感じる。



親戚から米を貰ったので、自宅でも米の飯を時々焚く。
三合炊きの釜でガスコンロで炊く。
炊きたてで一回食べる。
残りは冷めないうちにラップして、冷凍する。
全部で6食分になる。

発芽玄米と、胚芽押麦を合わせて炊く。

「白米に対して玄米3割がおいしい」とよく言われている。
なんだそりゃ、と思う。
白米慣れした人のたわごとに過ぎない。

押麦の袋には「お米1合に対して大さじ2杯」と書いてある。
これまた、なんだそりゃ。
麦飯の割合なんぞ、勝手にさせろである。



外食で白米を食べるのは、楽しみの一つと考えている。
しかし、
やたらにやわらかく炊いてあることが多い。

粥か!
と叫んでテーブルをひっくり返してやろうか。

粥なんぞ食えるか、病人じゃあるまいし!
お客様、お客様、



すき焼き鍋で、肉や葱や厚揚げを焼いて、
それをつまみながら、晩酌をする。

味の付いたラードが固まった、昨夜の鍋からいいにおいがする。

チャーハンでもしたらうまそうだ。
と思ったが、
冷凍飯が無い。

オートミールが有る。

鍋で葱を焼き、卵を炒って、豆乳を注ぎ、オートミールをぶち込み、
海苔をちぎって入れた。

旨い。

旨いんだけれど、なんて見栄えが悪いんだ!
茶色ばっかりの弁当よりもはるかにバエないな!
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