犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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机の高さとマナーと身体

2015年07月07日 | からだ
立ち食いそば屋のカウンターが高いのが気に入らない。

あれは、丼を手に持たずに食べられるように高く作ってあるようだ。
なんなら片手をポケットに入れて箸を使う人もいる。

ラーメンは具も多いし丼も大きいから、卓の上に置いたまま食べて、
レンゲなんかでスープを掬って飲む、というのもわかる。
丼を手にしてすするのは、スープを飲み干す時くらいなものだ。

しかし蕎麦はそんなこと無いだろう、日本の物だし、
お箸を持っていない手で器を持つのがきれいじゃないか。
落語の『時そば』を見たって、左手はしっかり丼を持っている。

器を手に持つことで、食卓に乗り出したりしないで済む。
座った姿勢を崩さずに食事するのが日本のマナーなんだろう。

食卓に肘をつくと、身体が曲がる。
曲がった身体に食べ物を送り込むのはよろしくない。
身体をかがめるというのは、お腹が痛い時や周囲の危険から身を守る時だ。
緊張してしまう。
交感神経を理由に持ち出さなくとも、緊張しながらご飯を食べるなんて
誰もいやじゃなかろか。

子どものうちに、食卓に肘をつかず、器を手に持ってご飯を食べることを
癖にしたい。
そのために、食卓を低くすると良い、という考え方がある。
日本のちゃぶ台は低かった。
大人にとっては低いので、肘などつけなかった。
子どもにとっても低いテーブルで食事すれば、自ずと
肘をつかない習慣が身に付くだろう、と言うのだ。
なるほどね。

背が曲がりがちだから食卓が高い、と言う老母のために
低い卓の脚を作っている。
枠ができた。
この写真じゃ本のほうが目につくか…

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