
パスポートを作りたい方は、
パスポートセンターなどを検索してお調べください。
[あらすじ] 毎月一日は法螺を書いているよ。
南伸坊さんは色々な人物「本人」になって撮影しているけど、
その南伸坊さん本人になってみた。
素材は、箪笥から出てきた老母のパスポートと、
南伸坊著『本人伝説』のカバーと、
てめえのツラである。
パスポートのページに伸坊さんのデータが印刷してあって
写真は私が伸坊さんに扮して撮ったものをはめ込む。
※
まず、まっさらなページを作る。
パスポートはどこをめくっても何かしら印刷してある。
ビザを貼るページが、印刷してある文字は少ない。
ページノンブルと、「査証」の文字、
この2つをつぶしたい。
ページの地は、薄い黄色とぼやけたピンクとはっきりしない水色で
よく分からない模様が印刷してある。
よく見ると、4㎝くらいの幅パターンが2回あまり繰り返されている。
パターンの中で、ページノンブルと同じ位置にあたる部分を
他の場所からコピーしてきて、ノンブルの位置に貼り付ける。
「査証」の文字は一回では隠せない。
2ヶ所からコピーしてきて貼り付けて覆い隠す。
これでやっとまっさらなページができあがる。
※
ここに、まず老母のパスポートの個人データのページを貼り付ける。
これで、文字や写真の配置が決まる。
この時、文字だけを拾いたい。
必要な部分だけを残して、地の部分は透過させたい。
絵を描くソフトでもできるけれど、
ウェブ上で操作できるツールが有る。
あーら便利。
https://www.peko-step.com/tool/alphachannel.html
取り除きたい色をクリックするだけだ。
※
『本人伝説』のカバーの、パスポートの個人データのような体の部分も、
同様に透過させる。
よーく見ると、旅券番号 / Passport No. のところは、
ISBNになっている。
本の番号なのだ。
楽しんで作っているなあ。
装丁は南伸坊さん本人による。
※
パスポートの個人データのページに有って、
この表紙カバーに無い部分がある。
下部の、2行の英数字の羅列だ。
老母のパスポートをねちねち観察して、
どの部分が何の数字なのかを読み取る。
旅券番号に続いて、国籍、誕生日、性別、有効期限が並ぶ。
最後の一字はおそらくチェック用の数字だろう。
伸坊さんの表紙の数字から、該当箇所をコピーしては貼り付け、
コピーしては貼り付け、コピーしては貼り付け、コピーしては貼り付け、
コピーしては貼り付け、コピーしては貼り付け、コピーしては貼り付け、
コピーしては貼り付け、コピーしては貼り付け、コピーしては貼り付け、
ちょっと歪んでスキャンされちゃっていたので、
文字を並べていたらズレてしまった。
コピペした回数分、レイヤーができてしまっていたのを
一つに統合し、そして全体のパースを整える。
けれど、
あんまりキレイに仕上げると【偽造】のようになってしまうので、
テキトーにずらして完成とした。
まあ、
この画像がパスポートの偽造に問われたとしても、
まず最初に調べられるのは伸坊さんだろう。ごめんちゃい
※
老母のデータから顔写真を切り取り、
背景の色を抽出して塗ったりぼやかしたりして、
バックを作った。
と、ここまでの作業の成果がこれ。
査証のページの所で作っていっていることが見てとれる。
※
顔を似せて写真を撮る時に、
何か一色の壁の前で撮れば、
上記のような、透過の処置が使える。
ちゃんとそうしたのだけれど、
そうやって撮った写真はうまく似ていなかった。
ごちゃごちゃした棚の前で撮った写真のほうが似ていた。
そこで、
ざっと輪郭の周囲で画像を切り取って、
レイヤーに貼り付け。
それから、余分な所を消していった。ちまちまと。
とまあ、こんな具合に作ったのです。
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