犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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螺旋と水と息

2019年10月05日 | Do it myself

[あらまし] 毎月一日に法螺を吹いている。
どうせなら、本当の法螺を吹こう。

以前から法螺貝は欲しかった。
ネットオークションで狙い続けてはいた。

ある程度の大きさが欲しい。
30㎝以上の、完成品、という条件で探すと、
しばしば出品は有る。
しかし、結局のところ価格は2、3万円になる。

なんとかもっと安く手に入れられないかな。

法螺貝の、貝殻もたくさん出品されている。
サイズはいろいろだ。
大きめだと結局こんな値段か。

歌口を別に買うこともできる。
数年前は無かったと思うが、今は歌口も多種、出品されている。

だから、それぞれを落札して、自分で工作すれば良い。
しかし、それぞれの値段がこんなくらいか。



と、思っていたところ、
貝殻と歌口のセットで安価なものが見つかった。

歌口の材質や形状は宗派によって違う。
私は天台宗のものが欲しかったが、この際、こだわらない。



いまどきはインターネットで調べると大概の事が見つかるもんだ。
数年前には見つからなかった事も今は有ったりする。

メーカーが工程を丁寧に写真付きで紹介してくれている。
ありがたや。
https://nohmask21.com/horagai-process.html

ドリルで穴をあけている時、貝の中からちょっと汁が出てきた。
潮のにおいがする…。チョットクサ



未処理の貝殻を売っていたりもする。
貝殻の表面に石灰質がこびり付いている。
これを、酸性のもので解かしたり、削ったり磨いたりしてピカピカにする。

私はこの工程をめんどくさいと思い、磨いてある物で探した。



生きている法螺貝を手に入れる人もいる。
貝から身を抜く作業からすることになる。
https://yohoho.jp/6954

身に紐を通して吊るして、死んで腐って抜けるのを待つのだそうな。

臭い、と書いてあるが、
臭そうだ。
あなた、壺焼きのサザエの身だって、きれいに抜くのは難しいというのに。
あの大きな法螺貝の身を抜くって、
腐れて抜けるのを待つって、
想像するだに
こみあげてくるものがある。

やらない。
やりたくない。



だから今回は、材料が揃ったところから工作するという、
楽しい部分だけをやった感じだ。ええ楽しかったさ。

歌口の内部にも石膏を詰め込み、固まってから削ってカップの形状を作る。
石膏を詰め込む作業は、石膏が固まっていくこととのスピード勝負だった。
気付いた時には、真ん中に刺した割り箸がちょっとずれていた。負けておる。

そのせいか、何のせいか、吹き心地がちょっと良くない。
うまい角度に息が入らないと、良い音が出ないのだ。

ある人が、貝に水を通して歌口から出る様子を見ている。
http://zuiunzi.jugem.jp/?cid=7

内部で管がどうなっているのかで、水の出方は変わりそうだ。
逆に言えば、歌口から吹き込んだ息が、どのように管内を通るか、
滑らかに通りやすいかどうか、というのが見えていると考えられるのか、かな?

自作の法螺貝にも水を注いで、歌口を下にしてみた。
勢いよく、まとまった水の柱が出てくる。
よく見ると、回転が入っている。

螺旋を通ってきているからだろうか。
水がブシャーッと拡がらないのは、良いことのような気がする。
弾が直進するように、銃の筒の内面に螺旋が切ってあることを連想する。



水を通した後、吹いてみると
さっきより吹きやすい気がする。
気のせいかもしれない。さっきよりコツをつかんだだけかもしれない。

また後日あらためて吹いてみることにする。


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