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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

やっぱり寒いのは

2017年10月20日 | うつろい
日本人は時候の挨拶をして、季節感に敏感、という。
和歌から始まり、俳句では季語を軸として表現を作る。

高橋睦郎の『自分自身のための俳句入門』を読んでいる。
すると、この「四季」という概念も中国から
ほかの学問などと一緒に輸入されたものだ、と言っている。

そもそも日本の穏やかな季節の移り変わりでは、四季というほど
はっきりとは感じていなかった、
大陸の激しい四季の感覚というものを、暦や節気とともに
受け入れたものだろう、と言うのだ。

四季の変化を肌で感じながら暮らしているつもりであったが、
これも「四季」という概念が先に存在しているおかげだったのだろうか。



東京はここ数年、猛暑の影響なのか、彼岸過ぎまで暑いことが多く、
十月にも夏日が続いた年もあった。
長い長い夏のあと、短か過ぎてそれらしさを楽しむ暇も無いような秋が
もうしわけ程度にあって、途端に冬になだれ込む感じだった。

しかし、今年は久々に秋がある。
九月半ばには暑さもちゃんと落ち着いて、十月にはさわやかな秋空の日が多かった。

ところがここに来て突如十二月並の寒さとは。



ついて行けてない。

もともと私は衣替えが遅い。
寒さに強いので、長袖を着始めるのが遅い。
今年も油断して半袖でいたら、十二月だよと言う。

なんだか寒いと思った。



秋が好き。

と友人Bが言う。
暑いのは苦手だし、春のあの何から何まで盛んになって行く感じも
どうにも合わない。

だから、「秋・冬・秋・冬・秋・冬・秋・冬・・・」の繰り返しでいい。
と言う。

それはちょっと…憂鬱になりそうな…
というか、冬の後の秋というのは春のことなんじゃないの?
とツッコンでみるが、Bの想うのは「ああいうのじゃない」そうだ。



どうなってんだかわからないが、
とにかく冬支度をせねば。


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