犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

LGBT用語集 アウティング篇

2016年02月29日 | LGB&T
[あらすじ] 性的マイノリティに関する、いろんな言葉の意味を説明してきた。

そもそもLGBTなどと言って、英語の頭文字だけを取るもんだから
意味がわからなくなる。
カタカナだって意味がわからないのに、頭文字じゃなおさらだ。

まあ仕方ないや。なんたって、セクシュアルマイノリティの復権運動は、
アメリカが先進国なんだ。

アウティング、という言葉がある。
これはたぶん、日本で造った和製英語だろうと思う。
自分のセクシュアリティを自分で明かすのは、カミングアウトと言う。
そうではなくて、他人がひとのセクシュアリティをひとにしゃべってしまうことを
アウティングと言う。
ばらす、ということだ。

カミングアウトは、繊細な問題だ。
この人になら言っても大丈夫という人を選んで言っている場合が多い。
誰にでもオープンにできれば良かろうけれど、そうしても無事なほどの世の中では
現状では、ない。

だから、誰かからカミングアウトされたら、いかにその人がオープンに見えても、
ひとまずは他人にしゃべらないほうが良い。
他の人にも言っていいのかどうかは、本人に確認すべきだ。
誰に言ってもいいよ、と言われない限りは、たとえ話題になっても「知らない」と
言うくらいの態度でいたほうが良かろうと思う。

ゲイでも気にしない、というストレートの人、つまりアライ:理解者がいる。
こういう人は、自分が気にしないもんだからウッカリ他の人にしゃべってしまいがちだ。
これもまた困ったことになりかねない。
私もそういう経験がある。
そんなこともある。ということを知っておいて欲しい。

私?
親には言っていないので、親の耳に入るのは困るような気がするけれど、
まあ、もしそうなったらそれはそれでいいか。
友だちの間で噂にされても、かまわない。
私を避ける人もいるかもしれない。
なんでもいいよ。
時間が経てばまた状況は変わる。
必要なことも、必要でないことも、起こる。
自分が一時期ちょいと傷つくことも、まあ必要な時間なのかもしれない。
私はそういうふうに思う。

でもそんな人ばかりじゃないからね。

アウティングみたいなことがアウティングにならない、
そんな世の中になりゃ問題ないんだがな。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いがらしみきお『今日を歩く』 | トップ | 反省文 »

コメントを投稿

LGB&T」カテゴリの最新記事