犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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宅泉

2020年01月03日 | 毎月馬鹿
[あらすじ] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。
動きままならないため、台所もトイレも汚れがちだ。

私が自分のために使うためには、どこも、一旦掃除してから使うことになる。
トイレは特に、便意尿意をこらえながら掃除する。
これは身体によろしくない。

そこで、トイレは庭にノグソということにした。
料理は自室にカセットコンロを置いてしのいでいる。

友人V2が言ったように、全て水回りである。
あとは、風呂だ。



先日、近所の友人Y宅に行って、驚いた。
数人集まってピザでも取って食うべえ、という計画で、
私は先に着いたので、スープを作ろうと台所に立った。

すると、シンクがにおう。
こう書くと人聞きが悪いが、塩素くさいのである。
消毒した?と聞くと、していない、と言う。

そうか。

Y宅は私の家から300メートルあまり。
Y宅からさらに100メートルのところに、浄水所が在る。

浄水所から100メートルなのか400メートルなのか。
このわづかな差で、残留塩素に違いが出ているのだろう。



銭湯が好きでたまに行く。
ただ、塩素くさいのには閉口する。口閉じても無駄だが。

自宅の台所で塩素のにおいが気になったことは無い。
ペットボトルに水道水を詰めて、それを飲むときには感じる。
あと、一番風呂でも塩素がにおう。

どうせ、今ある風呂と別に風呂を据えるなら、
少々不便でも気分の良いものを造りたい。

水を汲み出そう。



亡父が自分で半分造った地下室がカビてしょうがない、という話は
以前ねちねちとここに書いた。
その時に触れたが、45年前にこの家を建てる際、
その場所に井戸が掘れるか、ボーリングしたことがある。

その時の結果もとっくに無いし、水は変わる。
今回も、業者に依頼して、調べてもらった。

すると、ありがたいことに、地下に水は有った。
さすが深大寺、閑静な住宅街を通り越して、我が家の周辺の農家に感謝。

井戸と言うと、小屋が有って釣瓶が有って、というのを想像するかもしれない。
あるいは、蓋の閉まった上に手漕ぎのポンプが出ているものを思い浮かべる人もいるだろう。

今回は、私の日用のためということで、
ポンプで汲み上げて、蛇口をひねれば出るようにした。
調布の深井戸、天然水である。

ここからがミソで、
釜は薪で焚くようにした。
わー!めんどくせえ!

居間に薪ストーブを置いていた。
母が室内で転倒するようになってから、使っていない。
そのため、せっかく用意した薪が、よく乾燥するのを通り越して、
朽ちてきてしまっている。

しかしまだ使える物も有る。
せっせと切ったり割ったりした労力が、もったいない。



私が5歳まで住んでいた家は、大正時代に建てられたものだった。
風呂場は広いコンクリの土間で、
風呂桶の横にすのこを置いて、その上で体を洗ったりした。

ガス釜が湯舟の横に付いていた。
父がその家に住んだ時にはもうガス化していたが、
その前は薪だったと聞いている。

その風呂場の様子を思い出した。



物置の上に屋根が有ることがおかしい。
と、ずっと思っていた。
要らないじゃないか。屋根。

とは言え、ボロボロになったから、9月の末に
透明ポリカーボネイト波板を買ってきて、自分で交換した。

その屋根の下に在る物置を、家の東側に移設した。
これは業者に依頼した。

そして、空いたスペースに、風呂を設置した。
そう、つまり、透明の屋根付きの露天風呂である。
あっはっは。さみーー。



まあ、内湯は有るのだから、
たまに薪で焚いた露天風呂に入るという大贅沢を自宅で味わえる、
そういう工事をしたわけだ。

薪で焚く釜の付いた浴槽というものを探すのもたいへんだった。
近所の水道工事店に頼んだら、最初は「本気ですか」と言われた。
いや是非とも、と言って、家を見に来てもらったら、納得してくれた。
なんじゃこいつ、といったところで受け止めてもらえたのではないかと思う。
しかも年末駆け込み。



実は、まだ焚いてみていない。
明日あたり、お隣数軒に回って、「煙が出ます」
と挨拶をする。
火を入れるのは、それからにする。

露天風呂とは言わないで、薪ストーブ再開とでも言っておこうと思う。
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