お達者クラブ

亡父は、50代から「もうおしまいだ」と
死ぬ死ぬ宣言をしていたが、85歳までながらえた。
そんなものかもしれない。

「誰の追悼ライブが最初になるだろう」なんて言いながら、
ペンギンクラブのメンバーはみんなピンピンしている。
いや、ピンピンしていると言うには故障もあるが、
生きてはいる。
肝臓の数値が、桁からしてオカシい人なども、元気そうだ。

オリジナルメンバーたちは、私より一回り近く上だ。
たぶん、来年は"還暦記念ライブ～ちゃんちゃんこがお似合いね"
とかなんとか銘打って演奏するだろう。
と期待はハカナい。
というのも、明日がライブだからだ。
明日のライブで燃え尽きて、
来年またライブしようなんて気にはならないのではないか、
というのが私の予想だ。

自分の参加しているバンドのライブが明日でありながら、
お知らせしていなかった。
というのも、私は今回は演奏しないからだ。

なぜかと言うと、トランペット氏の体調がよろしくないからだ。
一年あまり前に、脳みその血管が詰まって、幸い命に別状もなく、
後遺症もほとんど残らずということらしい。
しかし、お医者から、ヤンチャしちゃだめよ、と言われているらしい。

そんなら誰か他のラッパを迎えても私はかまわない。
そこはカラッカラにドライである。
が、リーダーは「す～さんとＳちゃんとしかやりたくないんだ♪」なんて
妙な操を立てる。
ほんじゃホーンセクション無しでやったらいい。
そもそも、ホーンセクションのわれわれは、たった17,8年ほど前に参加したのだ。
みなさんはその時点で25年やっているバンドだった。

あれ？それでもずいぶん参加してから長いのだな。

とにかく、明日、私はお客さんだ。
無責任に見物しに行こう。

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大塚ウェルカムバック
明日の夜

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↑ひとごとだと思ってすげーズサンな告知内容