近所の観光地つまり深大寺で。
広い歩道に車止めの石柱が立ててある。
高さは40cmほどだ。
御影石の四角い石柱だ。
石畳も御影石のブロックなので、
景観として違和感が無くて良い。
ちょうどその辺りで立ち止まって、
振り返って写真を撮った。
いくつか撮って、さて行こうと
振り向いて歩き出した途端に、石柱を蹴飛ばした。
ぎゃっ。
思わず叫び声が出た。
向うずねに御影石の角が当たって、
擦り剝いて血が出てきた。
むむむ向こうずねは痛いわいな。
とほほ。
写真を撮っている間に、車止めの存在など
脳みそから消え去った。
振り向いたって、たかだか40cmのもの、目に入らない。
まったく意識せずに振り出した脚が勢いよく蹴って
それがまた向こうずねが石の角に当たるということになる。
※
近くの交差点に、同じヤツを見付けた。
交差点に向かった角が公園なので、
歩道は同じように御影石のブロックで、
歩道と公園用地を分ける位置に石柱が並んでいる。
同じように設えてあるのだから、
私と同じようにぶつかる同じようにそそっかしい人がいるのだろう。
ある時、石柱の上端が黄色のペンキで塗られた。
せっかくの御影石が台無しの、黄色のペンキ。
そうして目立たせないと、ぶつかる人がいるのだろう。
しかし、さきほどの私のエピソードを思い出していただきたい。
近付いて行く時に、目立たないからぶつかったのではない。
そこで立ち止まって、視界に入っていない状態から歩き出したから
蹴っ飛ばしてしまったのだ。
まあ、目立つ色になっていれば、視野の中でも強調されて
歩き出す時に気付く、という人もいるかもしれない。
※
そのつづきの歩道が、広い。
けれどそれは、公園のフェンスが道路用地からセットバックしているのだ。
公園の外周も歩道として作られている。
そこに、またヤツが在る。
道路としての歩道と、公園がセットバックした分の歩道との境目に、
ヤツが並んで立っている。
歩道を広くするためにセットバックしたのであれば、
道路用地と公園用地を区分するのに柱である必要はどこに有るのか、
疑問だ。
敷石が違うとか、そんなんでいいじゃないか。
この低い柱が有るので、
なんとなく行きづらく感じることも有る。特に自転車の場合。
※
その歩道を、早朝に犬の散歩で通る。
ある朝、道路の向こうに別の犬が散歩していた。
気持ちの小さい我が犬ウーゴは、
車道を挟んで対岸のその犬を気にして、
向こうを見ながら歩いていた。
「ギャン!!」
よそ見して歩いていたので、あの石柱にぶつかってしまった。
40㎝ほどの高さなので、犬は口元辺りを思い切りぶつけたようだ。
油断していてぶつけたので、びっくりしてつい叫び声が出たのだろう。
わかるよ。わかるわかる。
しばらく撫でてやって、落ち着かせた。
※
交差点の石柱は、黄色いペンキで塗ったくらいでは事故は無くならなかったようだ。
その後、その上に銀色の球が乗せられた。
そうそう。丸がいいってことよ。
ぶつかったって、丸けりゃ擦り剝いたり血が出たりはしないもんね。
しかし、石柱の四角よりも丸のほうが小さいから、
角は出ている。
それで何かしらまだ事故が無くならないのだろう、
柱と球の間が斜めの襟巻で埋められた。
そしてさらに、その襟巻の部分が蛍光オレンジで塗られた。
もう、
御影石で作った趣はすっかり損なわれてしまった。
奇妙な柱が立っている。
広い歩道に車止めの石柱が立ててある。
高さは40cmほどだ。
御影石の四角い石柱だ。
石畳も御影石のブロックなので、
景観として違和感が無くて良い。
ちょうどその辺りで立ち止まって、
振り返って写真を撮った。
いくつか撮って、さて行こうと
振り向いて歩き出した途端に、石柱を蹴飛ばした。
ぎゃっ。
思わず叫び声が出た。
向うずねに御影石の角が当たって、
擦り剝いて血が出てきた。
むむむ向こうずねは痛いわいな。
とほほ。
写真を撮っている間に、車止めの存在など
脳みそから消え去った。
振り向いたって、たかだか40cmのもの、目に入らない。
まったく意識せずに振り出した脚が勢いよく蹴って
それがまた向こうずねが石の角に当たるということになる。
※
近くの交差点に、同じヤツを見付けた。
交差点に向かった角が公園なので、
歩道は同じように御影石のブロックで、
歩道と公園用地を分ける位置に石柱が並んでいる。
同じように設えてあるのだから、
私と同じようにぶつかる同じようにそそっかしい人がいるのだろう。
ある時、石柱の上端が黄色のペンキで塗られた。
せっかくの御影石が台無しの、黄色のペンキ。
そうして目立たせないと、ぶつかる人がいるのだろう。
しかし、さきほどの私のエピソードを思い出していただきたい。
近付いて行く時に、目立たないからぶつかったのではない。
そこで立ち止まって、視界に入っていない状態から歩き出したから
蹴っ飛ばしてしまったのだ。
まあ、目立つ色になっていれば、視野の中でも強調されて
歩き出す時に気付く、という人もいるかもしれない。
※
そのつづきの歩道が、広い。
けれどそれは、公園のフェンスが道路用地からセットバックしているのだ。
公園の外周も歩道として作られている。
そこに、またヤツが在る。
道路としての歩道と、公園がセットバックした分の歩道との境目に、
ヤツが並んで立っている。
歩道を広くするためにセットバックしたのであれば、
道路用地と公園用地を区分するのに柱である必要はどこに有るのか、
疑問だ。
敷石が違うとか、そんなんでいいじゃないか。
この低い柱が有るので、
なんとなく行きづらく感じることも有る。特に自転車の場合。
※
その歩道を、早朝に犬の散歩で通る。
ある朝、道路の向こうに別の犬が散歩していた。
気持ちの小さい我が犬ウーゴは、
車道を挟んで対岸のその犬を気にして、
向こうを見ながら歩いていた。
「ギャン!!」
よそ見して歩いていたので、あの石柱にぶつかってしまった。
40㎝ほどの高さなので、犬は口元辺りを思い切りぶつけたようだ。
油断していてぶつけたので、びっくりしてつい叫び声が出たのだろう。
わかるよ。わかるわかる。
しばらく撫でてやって、落ち着かせた。
※
交差点の石柱は、黄色いペンキで塗ったくらいでは事故は無くならなかったようだ。
その後、その上に銀色の球が乗せられた。
そうそう。丸がいいってことよ。
ぶつかったって、丸けりゃ擦り剝いたり血が出たりはしないもんね。
しかし、石柱の四角よりも丸のほうが小さいから、
角は出ている。
それで何かしらまだ事故が無くならないのだろう、
柱と球の間が斜めの襟巻で埋められた。
そしてさらに、その襟巻の部分が蛍光オレンジで塗られた。
もう、
御影石で作った趣はすっかり損なわれてしまった。
奇妙な柱が立っている。

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