[あらまし] 母87歳パーキンソン病ヤールⅣ要介護5、
6月末に特別養護老人ホームに入居した。
電気代がアホのように下がった。
水道の使用量はなぜかあんまり減っていない感じがする。
何より、ゴミが減った。
燃やせるゴミの収集は週に2回有る。
以前は、毎回、Mサイズの袋一つと、Lサイズのおむつ収集袋を2袋出していた。
今は、週に1度Sサイズを出すか、2週間に1度Mサイズを出すか出さないか。
なんせ、生ゴミは庭のコンポスターに入れるし、
単純な本当に燃やせるゴミは、薪ストーブに投げ込む。
だから、ゴミがほとんど出ないのだ。
洗濯の回数はとても減った。
増えたのは、犬のマットにかぶせているシーツの洗濯だ。
なんだか一日中マットで寝ている犬なので、けっこう汚れる。
怖がりなので、他の場所に行かないで、ずっと一ヶ所にいるのだ。
買物の回数も減った。
母とはまるで食生活が違った。
パン、牛乳、ジャム、コーンスープ、ポテトサラダ、ミルクチョコレート、お菓子といった、
自分ではほとんど食べない物を、常に切らさないようにしていなければならない。
食べ物の買物というのは、楽しいものだ。
食べたいものを選ぶのは楽しい。
が、自分の食べないものを絶やさないように買うのはしんどい。
買い忘れてはならない、という緊張感がつきまとう。
だから、自分の買物と母の食べ物の買物は別にするようにしていた。
なるべく。
老いても食欲は旺盛だったので、たくさん買っても食べ物はすぐに無くなる。
合わせて、買物に出る回数が多かった。
※
老人ホームに入っても、食べ物のリクエストが来る。
おかずはおかずで食べて、ご飯は別の物と食べたいらしく、
「海苔の佃煮」は絶やしてはならない。
「おかかのふりかけ」も欲しいらしいが、ゴマが入っているのは歯に挟まってダメだという。
ゴマの入っていない市販のふりかけというものは、なかなか見つからない。
「梅干し」も切らしてはならない。
ご飯のおかずにするのかと思ったら、梅干しは梅干しだけで食べるらしい。
なるほど、そういう食べ方をするから
いろんな物がたくさん必要になるのだろう。
パーキンソン病の症状の一つに「小字症」というのが有る。
文字を書いているとどんどん小さくなってしまうのだ。
また、動きのコントロールも全体に悪くなる。
だから、字がとても読みにくい。
その読みにくい文字で、買物リクエストのメモを書く。
そのメモが、ホームの相談員さんからメールにPDFで添付されて届く。
読めん。
もう、読まないことにした。
読もうとすることが、もうしんどい。
どうせ書いてあるのは、いつもの物だ。
「チョコレート、レーズンの入ったクッキー、キャラメル、
梅干し(もうすぐ無くなります)、海苔の佃煮、
文房具を届けてください。」
※
教会に通っていた。
いや、もう何年も通うことはできていなかった。
今年、新型コロナ感染防止のため、礼拝に集まることは良くないということで、
オンライン、メール、封書のいづれかで礼拝にあずかるという方式を
教会が始めた。
ありがたいことだ。
もともと教会まで行けなかった人たちにとって、
このピンチはチャンスになっている。
封書の中には、その週の礼拝の内容(どの讃美歌を歌うとか)や、
説教の原稿が入っている。
ただ、同時に、教会からの事務的な連絡の手紙や、
献金を納めるための振込用紙が入っていたりもする。
振込用紙に母が書き込んでしまうと、困る。
読めないものができあがってしまう。
しかし、てもとに届いたら書き込んでしまう。
そういうわけで、教会からの手紙はホームではなく、
私の住んでいる自宅に届くようにしている。
内容を確認して、礼拝に関するものだけを私がホームに毎週末に届けている。
手紙は金曜の午後に届く。
日曜の午前の礼拝の時間までにはホームに届ける。
3日あるような、無いような。
やれやれ。
※
笠置シヅ子の歌った『買物ブギー』の歌詞を読む。
たまの日曜サンデーというのに
何が因果と云うものか
こんなにたくさん買物頼まれ
ひとのめいわく考えず
有る物ない物手当たり次第に
ひとの気持ちも知らないで
わてほんまによう云わんわ
わてほんまによう云わんわ
※
https://youtu.be/oefSaEsLQDg
歌ったよ。
【2020年はブギーの年】の〆として、
『買物ブギー』を歌ったよ。
わてほんまによう云わんわ
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