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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

買物メモー

2020年12月28日 | なりもの

[あらまし] 母87歳パーキンソン病ヤールⅣ要介護5、
6月末に特別養護老人ホームに入居した。

電気代がアホのように下がった。
水道の使用量はなぜかあんまり減っていない感じがする。

何より、ゴミが減った。
燃やせるゴミの収集は週に2回有る。
以前は、毎回、Mサイズの袋一つと、Lサイズのおむつ収集袋を2袋出していた。
今は、週に1度Sサイズを出すか、2週間に1度Mサイズを出すか出さないか。

なんせ、生ゴミは庭のコンポスターに入れるし、
単純な本当に燃やせるゴミは、薪ストーブに投げ込む。
だから、ゴミがほとんど出ないのだ。

洗濯の回数はとても減った。
増えたのは、犬のマットにかぶせているシーツの洗濯だ。
なんだか一日中マットで寝ている犬なので、けっこう汚れる。
怖がりなので、他の場所に行かないで、ずっと一ヶ所にいるのだ。

買物の回数も減った。
母とはまるで食生活が違った。
パン、牛乳、ジャム、コーンスープ、ポテトサラダ、ミルクチョコレート、お菓子といった、
自分ではほとんど食べない物を、常に切らさないようにしていなければならない。

食べ物の買物というのは、楽しいものだ。
食べたいものを選ぶのは楽しい。
が、自分の食べないものを絶やさないように買うのはしんどい。
買い忘れてはならない、という緊張感がつきまとう。

だから、自分の買物と母の食べ物の買物は別にするようにしていた。
なるべく。
老いても食欲は旺盛だったので、たくさん買っても食べ物はすぐに無くなる。
合わせて、買物に出る回数が多かった。



老人ホームに入っても、食べ物のリクエストが来る。
おかずはおかずで食べて、ご飯は別の物と食べたいらしく、
「海苔の佃煮」は絶やしてはならない。
「おかかのふりかけ」も欲しいらしいが、ゴマが入っているのは歯に挟まってダメだという。
ゴマの入っていない市販のふりかけというものは、なかなか見つからない。
「梅干し」も切らしてはならない。
ご飯のおかずにするのかと思ったら、梅干しは梅干しだけで食べるらしい。
なるほど、そういう食べ方をするから
いろんな物がたくさん必要になるのだろう。

パーキンソン病の症状の一つに「小字症」というのが有る。
文字を書いているとどんどん小さくなってしまうのだ。
また、動きのコントロールも全体に悪くなる。
だから、字がとても読みにくい。

その読みにくい文字で、買物リクエストのメモを書く。
そのメモが、ホームの相談員さんからメールにPDFで添付されて届く。

読めん。

もう、読まないことにした。
読もうとすることが、もうしんどい。
どうせ書いてあるのは、いつもの物だ。
「チョコレート、レーズンの入ったクッキー、キャラメル、
梅干し(もうすぐ無くなります)、海苔の佃煮、
文房具を届けてください。」



教会に通っていた。
いや、もう何年も通うことはできていなかった。

今年、新型コロナ感染防止のため、礼拝に集まることは良くないということで、
オンライン、メール、封書のいづれかで礼拝にあずかるという方式を
教会が始めた。

ありがたいことだ。
もともと教会まで行けなかった人たちにとって、
このピンチはチャンスになっている。

封書の中には、その週の礼拝の内容(どの讃美歌を歌うとか)や、
説教の原稿が入っている。
ただ、同時に、教会からの事務的な連絡の手紙や、
献金を納めるための振込用紙が入っていたりもする。

振込用紙に母が書き込んでしまうと、困る。
読めないものができあがってしまう。
しかし、てもとに届いたら書き込んでしまう。

そういうわけで、教会からの手紙はホームではなく、
私の住んでいる自宅に届くようにしている。
内容を確認して、礼拝に関するものだけを私がホームに毎週末に届けている。

手紙は金曜の午後に届く。
日曜の午前の礼拝の時間までにはホームに届ける。
3日あるような、無いような。
やれやれ。



笠置シヅ子の歌った『買物ブギー』の歌詞を読む。

たまの日曜サンデーというのに
何が因果と云うものか
こんなにたくさん買物頼まれ
ひとのめいわく考えず
有る物ない物手当たり次第に
ひとの気持ちも知らないで
わてほんまによう云わんわ
わてほんまによう云わんわ



https://youtu.be/oefSaEsLQDg

歌ったよ。
【2020年はブギーの年】の〆として、
『買物ブギー』を歌ったよ。

わてほんまによう云わんわ


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