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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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サンスクリット脱初級篇

2020年11月09日 | 梵語入門
サンスクリットを独習し始めたのがちょうど4年ほど前。
教科書選びから何から暗中模索で、最初の数ヶ月はかなり困った。

最初は菅沼晃著『新・サンスクリットの基礎(上下)』を使って勉強を始めた。
しかし、なんのこっちゃかさっぱりわけがわからない。

そのうち、インターネットでMedhā Michikaさんという人を見つける。
アメリカでシステムエンジニアをしていた日本人だが、
今はインドでヴェーダなどの先生をしているという。どんな人生だ!
この先生の著書や、you tubeチャンネルにだいぶ助けられた。
サンスクリットを書くための文字、デーヴァナーガリーにも慣れた。

行き詰った頃、どこかで講座をやっていないものかと、
インターネットで探しまくった。
ヨーガ教室が、チャンティングの教室もやっている、なんてのがいくつも見つかる。
しかしそれは、文法を学ぶためのものではないし、いちいち高価だ。
なんとなく、意識高い系の単身女性みたいな層が狙いか、などと想像する。

そんな中、東京大学仏教青年会というところの講座が見付かった。
新年度からの講座の申し込みにちょうど間に合う。
安い。ありがたい。
隔週で年間20回。適度だ。

さらに、平岡昇修というお坊さんの作った『サンスクリットトレーニング』(全3巻)を知った。
1巻に半年くらいかかったんだったっけか。
2巻は1年くらいだったっけか。

『トレーニング』で学習を進め、仏青の講座で確認する。という形で1年間進んだ。

3巻はその倍くらいの厚さが有る。おののいた。
それでも取り組んだ。

3巻の細かい文法を学びながら、
いくつかの読み物も読んでみた。
ちょっと読めるようになっているのが、嬉しい楽しい。

そのうち、仏青(ブッセイ:東京大学仏教青年会)の
「インドの古典を読む会」で『ヨーガ・スートラ』を取り上げる講座が開かれると知った。
月に1回で3回ものだという。ものすげえスピードで読むのだな。

インターネットで探すと、インドの古典をうじゃうじゃアップしてあるサイトが見つかった。
以前、中国の医学の古典を勉強した時にも思ったが、
古典の勉強は、今や、資料が手に入りやすい時代になって、学びやすいジャンルになった。
なんせ著作権の問題なんか無いから無料で助かる。

原典に当たり、やっぱり分からなくて訳書も結局は買ったが、
合わせて予習して講座に臨んだ。

翌年は『バガヴァッド・ギータ―』3回講座に参加した。
先生が「来年またこの時期になんかやりたいと思います。」と言った。
秋の楽しみができた。

しかし、今年の3月くらいから、母の介護のことや、新型コロナ流行の影響で、
学習が滞るようになってしまった。



サンスクリットをほったらかして半年経ってしまった。
去年、先生の言った言葉を思い出した。
仏青のサイトを開いてみた。

すると、今年は新型コロナの影響で、いくつもの講座が開催中止となっていた。
な、の、に。
あの先生の3回講座は、8月に行われていた。あのやろー
オンラインで開催されたようだ。
なるほど。

そして、11月以降はオンライン講座がいくつかスタートするということだった。
さては、それにさきがけて8月にテスト的に開催したんじゃないか。(憶測
受講したかったなあ。
しかし、会費を納めていなかったからお知らせが来なかったのである。自業自得ってやつよ。



その先生が、『ヴァーキヤ・ヴリッティ』を読む講座を開くという。
さらに、『サンスクリット中級講座』も始まるという。

今まで仏青には、サンスクリット初級講座と上級講座は有った。
初級は一年かけて文法の概要を学ぶが、サンスクリットの文法はそんなもんじゃおさまらない。
一方、上級講座はというと、小さな部屋で大先生を囲んで10人足らずの人が
テキストを輪読して訳していく、という大学っぽい雰囲気のもので
私のような浅学の者にとっては非常~~~におっかない。

そこへもってきて、「オンライン」で「中級」だって。
いろいろ救われる。



その日が申し込みの締め切り日だという。
ラッキー!
ただし、その日までに年会費の納入をすること、という。
ええっ!

仏青はですね、古い組織というか組織の中の人が古いといいますか。
普段の講座のお知らせなんかも、葉書でくる。
メールじゃないのよ、葉書なのよ。
たぶん、会員に「メールでは受け取れない」世代がまだうようよいるのだろう。

ですから、年会費の納入も、こちらから「振込用紙を送ってください」と連絡して、
封書が届いて、それを持って郵便局へ行く。のである。
うひー。口座番号さえ教えてくれりゃあダイレクトで即日送金するのにさ。

振込用紙を送ってくれるか、遅れての納入になるけれども受講できるか、
聞こうと思って事務局へ電話するが、出ない。
今年は新型コロナ対策として、週に2日くらいしか開局していないのだ。

締切日に開局しないって何?
っていうか払込の締切日が土曜日って何?
いろいろと事務局に疑問を抱く。

しかし、これはつまりそんだけユルイってことである。
受講したいのでオンラインの申し込みはしたけれど、会費の納入がこういうわけでできていません、
用紙を送っていただけないか、というメールをひとまず送信する。

すると、次の開局日のなぜか翌日になって、返信が来た。
そして、翌日には振込用紙が封書で届いた。
後日、オンライン講座の資料がメールで届いた。
ほッ



そんなわけで、サンスクリットの学習を再開することができた。

半年サボっていたので、かなり記憶が抜けてしまっている。
復習しなければ。

つづく

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