犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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2018年02月28日 | 介護ウチのバヤイ
[あらすじ] 母85歳パーキンソン病。

お誕生日おめでとうございます。
お昼ご飯は、近所のスーパーで買ったお寿司三昧。
ぜーたくー
「鮪に始めて鮪に終わるらしいわね。」
と言いながら、そのとおりにしていた。
しまった!最初に言えば良かった!それ、本鮪ですから!!!
「おいしいわね」
そうでしょうとも。



お昼が終わったら早々に、ロウケンを見学。
夏まで、週に一回だけデイケアに通ってリハビリをしていた施設だ。
偶然、通っていた曜日だったので、スタッフだけでなく、
利用者さんの中にも、憶えてくれている人たちがいた。
ちょっといい感じの男性が手を振ってくれてるのに、
母は気付いていないし、言っても見向きもしない。えーもったいない。

「名札の名前を読む時間が無い。」
相手の名前を知りたいなら、名札を読まないでも、名前を聞いたっていい。
よく見えないなら、聞くことは失礼にあたらない。
それに、時間なんていっくらでも有る。何を急いでおるのだ85歳。

来週からしばらく生活するフロアも見た。
ベッドは窓際だそうだ。

何か聞いておきたいことはありますか?

「いびきをかくので、他の方にご迷惑なんじゃないかと、それが一番心配。」

ふっ。
ご本人に自覚は無いようだが、母の場合、いびきなんか問題にならないくらい、
寝言がひどい。
「むにゃむにゃ」なんてのじゃなくて、
はっきりとした言葉で、しかもかなり大きな声で、叫ぶ。
始めて聞いた人は皆びっくりする。

ま、そんなことも含め、お互い様ってところだろうと思う。
4人部屋の他の人の様子を見て、それを受け入れながら
自分のことも受け入れていければいいんじゃないでしょうか、85歳。



転倒の危険があるので部屋から出ないように言われたり、
片手に物を持って歩いたりすることを制止されることに、納得がいかない。

まず安全に歩くことを考えることが、今は必要になっている、
ということがどうも受け入れられない。

ちょっと前までは「たくさん歩いて外にも出ましょう、郵便受けの新聞を取りに行きましょう」
と言われてがんばっていたのが、
「外に一人で出るのは危ない、物を持って歩いたら危ない」と止められるのが、
理解し難い。

その変化になかなかついていけないのも分かるし、
やりたい気持ちもやろうとする気持ちも分かる。
が、こちらがそれを分かって踏まえつつも、でも今は危険だからやめとけ、と言っているところまでは
分からないようだ。

「挑戦するのは自由にさせて」と言う。
挑戦は、しちゃダメです。
できることを広げていくのがいいです。それがリハビリです。
似ている、いや、同じことだと思うかもしれないけれど、
かなり違います。

そのへんを、リハビリ合宿所で学んできてくださーいまーせー

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