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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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ご自由研究 温度篇

2019年08月19日 | 日々
【夏休みだし】 湿度について調べたり、蝉の脱け殻を同定したり。

物の表面の温度を測る、ガンタイプの温度計を買った。

老母は「私は体温が低い。35度台だ。」と言う。
若い頃から言っているので、信用していたが、どうやらそんなこと無いようだ。
というのも、施設で測った体温は36度台だ。
単に、腋の下に体温計を挟むのがヘタクソなのだ。

いや、もしかすると、
腋の下がフツウの人よりすごくえぐれていて空間がどうしてもできてしまうとか、
腋毛がものすごく濃くてどうしても低く出てしまうとか、
そんな事情が有るのかもしれない。いや無い。

ひとの体温を測る機会が増えた。
健康だと、熱が有りそうな時くらい、あとは月経周期を知りたいときくらいしか
体温は測らないものだ。

要介護生活となると、ショートステイに行く前や、
デイサービスをサボりたい時などに、体温を測る。
その際、ちゃんと測れないのも困る。

いや、低めに出てしまえば、デイサービスをサボれないので良いのだが、
普段あんまり低めに出ていると、
今度はどこかできちんと測ってもらった時に平熱なのに
「いつもより高い。熱が有る。」などと言い出しかねない。
やはりいつもちゃんと測りたい。

あるとき、お迎えに来たショートステイの職員さんが、
熱を測ってくれた。
体温計をおでこにかざして「ピッ」と一瞬で測っている。
わー、それ、いいですね。
本人が脇に挟むのでは、おぼつかない。
待っていられずに動いてずれたりする。

インターネットで調べてみると、
どうやらいろいろな種類が有るようだ。
体温計としてしっかり使えそうな物は、価格もそこそこする。
うーむ。



とりあえず、買ってみた。
体温計を腋の下に挟んで測るのとは数値がずいぶん違う。
しかし、自分のおでこの表面を測るのと、自分の腋の下に体温計を挟むのとを
同時にやって、どれくらい補正すれば良いのかを把握しておけば、
表面温度計で老母のおおよその体温を測ることはできそうだ。



いろんな所を測ってみた。
必ず同じ距離になるように、温度計の先に割り箸を固定してみた。
10㎝でやってみる。
ただ、穴の中を測る場合は、穴の入り口に割り箸の先を当てている。
どこも一回ずつしか測っていない。

まあ、つまり、けっこう適当だ。

体温計を腋の下に挟んで測った結果は、36.7℃。

頭のてっぺん   33.6℃
おでこ      34.2℃
耳の中      34.6℃
鼻の穴の中    33.5℃
口を開けた中   34.1℃
舌の上      33.1℃
舌の裏側     33.4℃
腋の下      35.8℃
手のひらの真ん中 34.6℃
へその中     35.7℃
足の裏      34.7℃
膝の裏      33.6℃

やはり腋の下は高い。
へその中もなかなかやるが、閉じられないのが難点か。
太り具合によっても違いが出るだろうか。

耳や鼻の奥はもっと高く出るかと思ったが、そうでもなかった。
口の中や舌などは、湿っているから、口を開けた途端に冷えるだろう。
漢方では舌を見て診断するが、ペロリと舌を出したその一瞬が診る勝負だという。

多分ここは体温に近く出るだろう、と予測して場所を選んだのだが、
考えてみれば、湿っていたり、汗をかきやすい場所だったりする。
表面温度はせっせと下げられているのだ。



表面から体温を測る体温計は、こういった課題をどのように解決しているのだろう?
そもそも、腋の下に挟むのと舌の下に挟むのとでも差が有る。
じゃあ、体温と呼んでいるものは、何なんだろう?

といった新たな疑問を呼んで、ほったらかす。

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