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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

同時多発音

2020年08月20日 | 犬と暮らす
[あらまし] 飼い犬ジーロくん15歳去勢オス癲癇の既往有り慢性腎不全のため毎日皮下点滴。
[あらまし] 母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、6月末に特別養護老人ホームに入居。

入居して一ヶ月くらいは、
・特養から電話がかかる ・何らかの対応のために特養に行く ・なんも無い日
という3日単位のローテーションが続いた。

同居でなくなった割には、あまり落ち着いた気持ちにはなれない日々だった。
スマホに着信が有るとギョッと心拍数が上がった。

ここ2週間あまりの間は、電話は一回だけで、
あとの連絡はメールだった。
メールの頻度は週に2回くらいなので以前とあまり変わらないのだが、
いちいち電話が鳴るよりは平穏である。

メールにはいつも、本人からのメモのPDFファイルが添付されている。
画像ファイル、写メのほうが手軽に見られていいのにな、と思うのだが、
そこは施設の事務の都合だろう。



来週、母は大学病院の受診の予定だが、
新型コロナのこともあるし、猛暑でも有るし、
施設から出ないに越したことは無い。

私一人で病院に行って、処方箋を出してもらってくる。
ということで、特養の相談員さんとも打ち合わせた。



犬が眠っている間に、図書館に本を返却しに行く。
急いで帰宅すると、犬は起きて室内を歩き回っていた。
目が覚めて、自力で起き上がれないことも有るが、
無事に立てたようだ。
ニオイもしないから、排便排尿はしていない様子。
無事でなにより。

特養の相談員さんからメールが入っていた。
介護スタッフから、母の症状について報告を受けており、
来週の受診の予定に関して相談したいので、電話をくれという。



まず、添付のPDFファイルを読んでおかねば。

「須山様の症状に関して

現状の日常生活では、午前10時~11時の間で身体が動かなくなるとの訴えがあり。
日中身体が動く時は、夜間22時~0時の間で動かなくなり、
トイレに行くのも大変との訴えがあり大変苦労されております。

身体が動かなくなる時間帯は、ベッドに臥床され、
体が動くようになってから離床され、
ご自分のやりたい事をやり、お過ごしになっている為、ストレスを感じているご様子。

須山様のご希望として
病気が進んでも、自分がやりたい事がしたいとの希望があり、
日中や夜間に体が動かなくなってしまう事に関してとても悩まれています。

今後病状の進行に伴い、出来る事が出来なくなってしまう事が考えられる為
現状の須山様のご希望を叶えたいと考えておりますので、
ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。」

介護スタッフのお気持ちがありがたい。



ただ、この症状ならば、1年以上前からの状態が保たれていることになる。
また、自宅では、夜間は目が行き届かないので転倒のおそれが有るから、
トイレには行かず、ベッドにいるままオムツに排尿することになっていた。

自宅にいる時に較べたら、やりたい事の一つである
「トイレに行く」ことはむしろやらせてもらえているではないか。

それに、以前は夜間も動ける程度に薬を使っていて、
それが却って夜間の転倒の原因にもなっていた。
且つ、その薬を使うと、幻視(平べったい人間)が出て、
混乱がひどかったのだ。

そのような次第で、今の薬になっている。



本人はとにかく「今」どうか、ということで頭も気持ちも一杯なので、
今のこの状態が、いつから続いているかとか、
どういう経緯を経てこのように落ち着いているかとかいった
時間の経過を含む思考ができない。

母は、自分の要望をはっきりと言葉で伝えられるため、
そういった裏付けに欠けているとは聞き手は感じない。
新しい場で新しい担当者に説明しているのだ、
ということが、私には分かる。



これは話に少し時間がかかりそうなので、
固定電話から電話をした。
先方が席を外している、ということで、
折り返しの電話を待つことになった。



電話が鳴ったのが先か、犬の足掻く音が聞こえたのが先か、
もう思い出せない。
それくらい、ほぼ同時であったが、
足掻きが先だったように思う。

音のほうを見ると、犬が尻餅をついて足をガサガサと動かしている。
とりあえず助けて立たせてから電話を取ろう。

と駆け付けると、ウンチの上に尻餅をついていたのだ。
排便姿勢を保てないので、必ず尻餅をついてしまう。
尻に付いた便を急いで拭き取って、
鳴りやまない電話を一旦取る。

事情を説明して、片付けたらかけ直します、と
急いで受話器を置く。
犬が現場に戻る前に便を片付けねば。

便を拾う。
尻餅をついてしまったので、便が床に練り付いている。
拭き取り、セスキをスプレーして掃除する。

やれやれこれで片付くぞ、と
一段落つこうかという時、
すぐ横で今度は「ジョボジョボジョボジョボ」とオシッコ。
トイレではない。

私が慌てたので、犬も落ち着かず、トイレに行かずに排尿してしまったのだろう。
仕事が増えた。

オシッコの跡にはクエン酸をスプレーして掃除。

これを手早くやって、やっとこ特養に電話をかけ直す。

つづく

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