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映画ブロガーら有志23名による「10年代映画ベストテン」発表!

アカデミー賞直前予想

2012-02-27 08:42:39 | 映画賞
年に一度の風物詩、アカデミー賞が本日発表です
例年通り、候補作ほとんど見てないくせに予想たけします



作品 ヒューゴの不思議な発明
監督 ミシェル・アザナビシウス 「アーティスト」
主男 ジャン・デュジャルダン 「アーティスト」
主女 ビオラ・デイビス 「ヘルプ 心がつなぐストーリー」
助男 クリストファー・プラマー 「人生はビギナーズ」
助女 オクタビア・スペンサー 「ヘルプ 心がつなぐストーリー」
脚本 「アーティスト」ミシェル・アザナビシウス
脚色 「ファミリー・ツリー」アレクサンダー・ペイン、ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ
撮影 「アーティスト」
美術 「ヒューゴの不思議な発明」
編集 「ヒューゴの不思議な発明」
音楽 「アーティスト」
歌曲 “Man or Muppet”(「ザ・マペッツ」)
衣装 「ヒューゴの不思議な発明」
メイ 「アルバート・ノッブス」
音響 「ヒューゴの不思議な発明」
音編 「ヒューゴの不思議な発明」
視覚 「ヒューゴの不思議な発明」
短編 「THE SHORE」
長ド 「Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」ビム・ベンダース、Gian-Piero Ringel
短ド 「The Tsunami and the Cherry Blossom」
長ア A CAT IN PARIS
短ア 「WILD LIFE」
外国 「ソハの地下水道」(ポーランド)

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予想の根拠

作品・監督
1980年以降のアカデミーの歴史をたどると、作品賞に関して二つの傾向が見える
監督賞候補にならずに作品賞をとったケースは一度しかない。ちなみに「ドライビング・ミス・デイジー」
そして、地味な部門だが編集賞の候補にならずに作品賞をとったケースも一度しかない。ちなみに「普通の人々」
あわせて考えるに、監督と編集で候補になることが作品賞受賞の必要条件にかぎりなく近い。
そうすると今回、作品・監督・編集で候補になっているのは「アーティスト」と「ヒューゴ」だけだ。自然この二つに絞られる
で、データで考えれば、モノクロ映画の受賞はこの30年でいえば一度だけ。例のスピルバーグの
さらにサイレント映画の受賞となると、84年前の第一回以来。
データで考えると「アーティスト」には不利な要素が多いので、「ヒューゴ」とした
ただし監督賞となると、スコセッシはそれでなくても「ディパーテッド」という格下作品で受賞して、今度またCGだらけのファンタジーでとってしまったら、「タクシードライバー」や「レイジングブル」は何だったんだみたいなことになりそうで、ここはデータでなく思いから監督賞は「アーティスト」とした。
なんとなく、「恋に落ちたシェイクスピア」と「プライベート・ライアン」に別れた時や「グラディエーター」と「トラフィック」で別れた時のように娯楽性の強い映画が作品賞、作家性の強い映画が監督賞ということになるんでは

主演男優
ジョージ・クルーニーが騒がれてるけど、かっこよくて、もてて、スターで、金持ちで、この上二度目の受賞なんていったら出来過ぎな気がして、嫉妬を買いそう。なんとなくアーティストからの受賞と見た。けど、サイレント映画からの演技賞も第一回までさかのぼらないと無いんだけどね。

主演女優・助演女優
メリルはネタみたいなもんで、ミシェル・ウィリアムズも騒がれてるけどオスカーと縁のなかったマリリン役でオスカーとるってのもなんかだし、作品賞候補にもなってないし・・・というわけで作品賞候補でもある「ヘルプ」から
助演もあわせ技で「ヘルプ」から

助演男優
マックス・フォン・シドーとクリストファー・プラマーの対決で、サイレント映画が高評価なので台詞なしの役のマックス・フォン・シドーにいい風が吹いてきているけども、役としてはあまり大きくなかったし、プラマーかな

脚本・脚色
ファミリー・ツリーが作品賞どうせとれないから残念でした枠で受賞。ヒューゴとファミリー・ツリーとの直接対決さけて「アーティスト」は無難に

撮影
モノクロでクラシカルなテクニックで勝負しているらしい「アーティスト」が最新技術系の他の4作をおさえて受賞

音楽
外国人や外国映画に甘い部門なので、ここは鉄板で「アーティスト」

衣装・美術と技術系3部門
衣装と美術はきらびやかなところにいくだろうから「ヒューゴ」、視覚効果、音響系は技術がウリな映画に当然流れて作品賞とのあわせ技で「ヒューゴ」

外国
よく知らんけどホロコーストものが強いアカデミーなので、「ソハの地下水道」

アニメ
「A CAT IN PARIS」てどんな映画か知らんけど、今年のアカデミーはフランス祭りのようなので、その流れで

長編ドキュメンタリー
ここもよくわからんけど、「Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」の監督がベンダースだから、うわって思って



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ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン
↑この度、「ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン」を選出しました。映画好きブロガーを中心とした37名による選出になります。どうぞ00年代の名作・傑作・人気作・問題作の数々を振り返っていってください
この企画が講談社のセオリームックシリーズ「映画のセオリー」という雑誌に掲載されました。2010年12月15日発行。880円


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