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映画ブロガーら有志23名による「10年代映画ベストテン」発表!

Book OFFでヒッチコックDVDコレクターズ・ボックスを買ったこと

2010-01-31 23:32:42 | 映評でなく、映画についてのエトセトラ
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ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン募集中!!
エントリーは↑こちらから。映画好きブロガーの皆様、ぜひともエントリーを(〆切2/14)
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うれしかったりかなしかったりすることがおこりました。

妻が漫画を探しにBook OFFに行きたいというので、ついていきました。DVDコーナーを見ていると
ヒッチコックのDVDボックスが、3900円で売られていたのです。
その内容たるや
「逃走迷路」
「疑惑の影」
「ロープ」
「裏窓」
「知りすぎていた男」
「ハリーの災難」
「サイコ」
・・・という信じられない豪華な組み合わせ。
これが3900円!?買わないハズないっしょ、と即購入しようと思ったものの、いやいや世の中そんな甘い話があるものか。みるとボックスのパッケージには日本語が一言も書かれていない。もしかして輸入版で字幕なしか??そうに違いない。そうでなければこんなところにある筈がない・・・と思い、店員に調べてもらったところ、間違いなく日本仕様のもので、字幕もついている。(吹き替えまではないが。ジェームズ・スチュアートの小川真司さんの吹き替え、けっこう好きだった)

というわけでもちろん購入。
さっそく、とりあえず「サイコ」「知りすぎていた男」を連続鑑賞。
ぎゃーッ
おもしろいぃぃィ

なんていい買い物をしたんだろう。ラッキー・・・

と思う一方で、悲しい気もします

どうしてこんなお宝のようなボックスを手放そうと思った人間がこの世に一人でもいたのだろうと。
しかも3千いくらかというはした金のために
私はどんなに金に困っても小津安二郎ボックスを手放したりはしません。
ヒッチコックの傑作中の傑作が七つも入ったボックスを、つまんねーしもう見ねーし、売っちゃおうなんて人間が一人でもいたとは「映画の力なんてそんなに無力なものなのか・・・」と絶望感に襲われるくらいです。

きっとよほどの事情があったのでしょう。
例えば中学くらいのガキかギャルが金欲しさにお父さんのコレクションを勝手に売ったとか
逆によっぽどのマニアでDVDリマスタリングの画質とか音質に許せないものがあったとか
ひょっとしてBlueRayで買い直したいからDVDは売ったとか

そうだそうにちがいない。そうでもなければ、この7作セットが中古屋にころがっているはずがない。・・・とまだ映画の力を信じようと思う私でした。

[追記]
しかしまあ、「知りすぎていた男」のアルバートホールのシーンは過去に10回以上見てるはずなのに、今でもハラハラドキドキの最高のシーンでございます。
ケセラセラ。なるようになるわ。

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1 コメント

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Unknown (筆致 刻久)
2010-02-16 20:40:56
このDVDはすぐれもの。パッケージを開くしかけが、裏窓のカットが、おしゃれ。
私も先週はかぜをひいて、「知りすぎていた男」と「サイコ」を楽しみました。
ほんとアルバートホールのシーン、またも感心してしましました。
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