またも衝撃的なニュースが流れました。大惨事にはならなかったものの、またも人的ミス。
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羽田空港で29日夜、工事のため閉鎖されたA滑走路に日航機が着陸したトラブルで、国土交通省は30日、管制官ら管制グループ18人全員が滑走路閉鎖を失念し誤った指示を出したのが原因と判断、同省航空・鉄道事故調査委員会は重大事故につながる恐れがあったとみて、調査官3人を羽田空港に派遣し調査を始めた。
→続き
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「うっかりしていました」では済まされない小さなミスが、当然のように起こってしまう現状。
JR西日本の福知山線事故も、時間の経過とともに真実が明らかになり、あれほどの犠牲を出して辿りついた解決策が、時刻表の見直しと、失敗をおかした社員への教育体制の見直し。心のどこかに「なぜ自分達が責任をとらなければならないのだろう」という思いが消えないのか、事件後もJR西日本の発表と証言者の発言内容の食い違いが指摘されています。
失敗をした際、それを報告できる環境作り。
その報告を誠実に受け止め、次に同じ失敗を起こさないようにするための制度作り。
これは人命を扱う公共機関ならば当然常日ごろから心がけなければならないのに、ミスがないように振る舞うことが成果とされてしまうことが大半なのかもしれません。(だからこそ、今回亡くなった運転士も、4度目のオーバーランの事実を隠してほしいと、車掌に頼んでしまったのでしょう)
ちょっと次元は違いすぎますが、先日S.T.E.P.22の奨学生とのやりとりにおいて、注意喚起のつもりでしたはずのアドバイスが、「それはやめておいたほうがいい」という否定的なニュアンスで伝わってしまい、あやうく1つの可能性の芽をつぶしかけていたことがわかりました。それに気づくことなく、こうしたことが積み重なれば、おそらく奨学生のほとんどが自らの思いや、やりたいことを口にすることなく、心の内で消化してしまっていたかもしれません。
不安な気持ちや、犯してしまったミス、自分の思いや考えをちゃんと受け止めてあげられる存在でありたいというのが、今の私の目標です。そして組織において部下を持つポジションにいる多くの人々にも同じような思いを持ってもらいたいというのが願いです。
今日夜の便で東京に戻りますが、どうか無事着陸できますように…。
☆S.T.E.P.22ホームページはこちら☆
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羽田空港で29日夜、工事のため閉鎖されたA滑走路に日航機が着陸したトラブルで、国土交通省は30日、管制官ら管制グループ18人全員が滑走路閉鎖を失念し誤った指示を出したのが原因と判断、同省航空・鉄道事故調査委員会は重大事故につながる恐れがあったとみて、調査官3人を羽田空港に派遣し調査を始めた。
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「うっかりしていました」では済まされない小さなミスが、当然のように起こってしまう現状。
JR西日本の福知山線事故も、時間の経過とともに真実が明らかになり、あれほどの犠牲を出して辿りついた解決策が、時刻表の見直しと、失敗をおかした社員への教育体制の見直し。心のどこかに「なぜ自分達が責任をとらなければならないのだろう」という思いが消えないのか、事件後もJR西日本の発表と証言者の発言内容の食い違いが指摘されています。
失敗をした際、それを報告できる環境作り。
その報告を誠実に受け止め、次に同じ失敗を起こさないようにするための制度作り。
これは人命を扱う公共機関ならば当然常日ごろから心がけなければならないのに、ミスがないように振る舞うことが成果とされてしまうことが大半なのかもしれません。(だからこそ、今回亡くなった運転士も、4度目のオーバーランの事実を隠してほしいと、車掌に頼んでしまったのでしょう)
ちょっと次元は違いすぎますが、先日S.T.E.P.22の奨学生とのやりとりにおいて、注意喚起のつもりでしたはずのアドバイスが、「それはやめておいたほうがいい」という否定的なニュアンスで伝わってしまい、あやうく1つの可能性の芽をつぶしかけていたことがわかりました。それに気づくことなく、こうしたことが積み重なれば、おそらく奨学生のほとんどが自らの思いや、やりたいことを口にすることなく、心の内で消化してしまっていたかもしれません。
不安な気持ちや、犯してしまったミス、自分の思いや考えをちゃんと受け止めてあげられる存在でありたいというのが、今の私の目標です。そして組織において部下を持つポジションにいる多くの人々にも同じような思いを持ってもらいたいというのが願いです。
今日夜の便で東京に戻りますが、どうか無事着陸できますように…。
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