S.T.E.P.22's BLOG

もっともっと多くの人に、S.T.E.P.22のこと、そこに関わるメンバーのことを知ってもらえますように…。

様々な事情

2005年04月25日 | Weblog
今日は、反省しなければならないことがある。

外部の方より弊社役員とのアポイントを依頼され続けて数週間。何とか忙しい中調整をして、ようやく実現した顔合わせの日だったのに、予定していた時間になっても彼は現れる様子がなく、電話をしても出ない。再度電話をすると、「あっ忘れていました」と一言。

その後沈黙があって「身内に不幸がありまして…」と続いた。

私は、「身内に不幸」というその言葉が、役員と、彼の上司が旧友ということもあり、とっさに出た言い訳なのではないかと疑ってしまった。ところが先ほど帰宅し、メールを開いてみると、その彼から奥様が流産されたとの事実が綴られたメールが届いていた。

本来ならば、公にしたくなかったかもしれない事実。
それを私に伝えざるを得なかったのは、彼の上司と弊社役員の間柄ではなく、私の電話対応における配慮のなさだったとしか思えない。どうして「身内に不幸があった」と言われて、一瞬相手を疑ってしまったのか。その後「そうですか。それは大変でしたね。また別途調整しましょう」と一瞬の間をおくことなく言ってあげられなかったのか。

一生懸命スケジュール調整したのに…。
あれだけしつこく「早く会わせてくれ」って言ってたじゃない…。

相手のことなど考える余裕もなく、自分自身の感情だけで動いてしまった。その結果、大切なお子様を亡くされ、精神的に想像もつかないほどのショックを受けていらっしゃるのにも関わらず、仕事上でも余計なストレスをかけてしまうことになってしまった。失礼を承知で、先ほど電話をしたが、留守電になってしまった。お詫びのメッセージを残したが、一体どれほどの効果があるか。少なくとも、彼がご家族のこと以外のストレスを感じなくていいよう、最大限伝えられることを伝えたつもり。

人には様々な事情がある。それには時に疑わしいことや、どう考えても真実とは程遠く感じることかもしれない。もしかしたら、予想通り真実ではなく、時に嘘かもしれない。でもそう言わなければならない事情が、誰にでもある。だからこそ、常に心に余裕を持ち、相手には相手の事情があることを理解してあげられる人間としての懐の広さを持ち続けなければと思った。

私が彼に今後どのような形でサポートしてあげられるかはわからないが、まずは明日、役員に事情を説明し、彼が落ち着いたら、再度、顔合わせの場を早急に設けたいと思う。それが今の私にできること。

彼とそのご家族に、心よりご冥福をお祈りいたします。

S.T.E.P.22ホームページはこちら☆