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質問力

2005年04月12日 | Weblog
昨日から読み始めた質問力。この本は、論理的思考を習得するための入門書とも言われているようですが、まさにその通りで、非常にわかりやすいです。ある会議でのシーンや、上司と部下の会話をケーススタディの題材として扱い、質問によってどう会議の内容が充実度を増していくか、部下の問題意識が変わってくるか、問題解決のスピードが迅速化するか、などなど実感として納得することができます。

してはいけない質問が、いかに社内の多くの場所で繰り返されているか…。
きっと読んだ人は皆、様々な場面を思い起こしながら、うなづきながらページをめくっているはず。

三色ボールペンで有名になった齊藤孝さんも同じく「質問力」に関する書籍を出しているようです。
質問力 話し上手はここがちがう ( 著者: 斎藤孝 | 出版社: 筑摩書房 )

人とのコミュニケーションをとる上で、「質問する」という行為は避けて通れません。
①いかに相手が隠したいと思っていることを、明らかにできるか。
②いかに相手が話したいと思うことを話せる環境を作るか。

①の能力に長けている人は、時として怖がられる存在になったり、嫌がられたりするかもしれません。なぜなら、嘘がつけず、自分にとって不利な情報も隠しきれず、結果として自分の立場が危うくなることだってあるかもしれないからです。

でもそういう質問ができる存在が組織に数人いるだけで、きっと組織の規律は守られ、隠し事はできなくなっていくのだと思います。

また②の能力に長けている人は、相手の良い面だけでなく、相手が抱える悩みや相手が気づいている問題点、解決した方がよいと思われる点についても、どんどん引き出してあげることができるため、やはりそういう存在が組織に数人いれば、活発な意見交換ができる環境が整っていくことになるのでしょう。

そう考えると、質問力は、組織の構成員には必要不可欠なものですよね。
せっかくなので、効果があるかないかはわかりませんが、上司に「面白い本がありましたよ」と紹介してみようかなぁ。でも、そんなことをすると、「あなたは質問力がありませんよ」と言っていることになってしまうかしら…。

まずはさりげなく、自分のデスクの上に置いてみよう。
そして話のきっかけを作ってみよう…。

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