映画「藁の楯」を見た。最初の設定自体はなかなか面白い。ただ、ストーリーが進むにつれ、設定の良い部分というか、そういうのがフルに生かされていない気がするんだよなぁ。孫娘を殺された財界の老人が「犯人を殺した方に10億円を差し上げる」という新聞広告を出す。これだけでなかなか衝撃的な印象を受けるのだが、その後の展開が想定の範囲内のワンパターン。10億円目当てで命を捨てに走る輩。情報が洩れて、疑心暗鬼に陥るSPたち・・・最初の設定だけを頼りにストーリーを走らせているためか、内容が膨らまない上に単調な展開が続くという点で、客観的な評価としてはやや厳しいものを感じました。
リアリティに欠ける描写が所々に散見されるのも何だかなぁ、な印象。優秀なSPが容疑者から目を離したため逃走を許したり、防弾チョッキを着用してないため反撃されて命を落としたり、ってどう考えても変でしょ。容疑者役の藤原竜也も、物語の中では結構残酷なことをしている割には、意外と正常に見えるんだよなぁ。そのギャップを狙ったのかもしれないけど、個人的には違和感が残った感じ。むしろサイコキラーの狂気じみた面を、より強調して見せたほうが良かったような気もしました。
ねすさんの評価は5点満点で2点。広げた風呂敷をきちんと畳めない作品にするくらいなら、ハナから作らないほうがいいんじゃないの?とあえて突き放す形で言ってみる。
リアリティに欠ける描写が所々に散見されるのも何だかなぁ、な印象。優秀なSPが容疑者から目を離したため逃走を許したり、防弾チョッキを着用してないため反撃されて命を落としたり、ってどう考えても変でしょ。容疑者役の藤原竜也も、物語の中では結構残酷なことをしている割には、意外と正常に見えるんだよなぁ。そのギャップを狙ったのかもしれないけど、個人的には違和感が残った感じ。むしろサイコキラーの狂気じみた面を、より強調して見せたほうが良かったような気もしました。
ねすさんの評価は5点満点で2点。広げた風呂敷をきちんと畳めない作品にするくらいなら、ハナから作らないほうがいいんじゃないの?とあえて突き放す形で言ってみる。