ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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ラブホテルでも女子会プランが人気に

2014年02月05日 | Weblog

 平成二十六年一月二十四日、auのニュースサイト EZニュースフラッシュ増刊号
 
「朝刊ピックアップ」で記事 
 
「ラブホテルでも女子会プランが人気に」
 
を企画、取材、執筆しました。

 

 けさの毎日新聞の記事「『ラブホで女子会』人気に」によると、最近はラブホテルで女子会をするところが増えているという。

 いうまでもなく女子会とは、「女性だけで集まる会、食事会、飲み会」のことで、2010年の流行語大賞のトップテンに入った言葉である。

 この言葉が流行った背景には、OLの消費力に目を付けた企業の動きがあるとみられている。婚活ジャーナリストの白河桃子氏の記事「“元気”を買う女子力消費」(2010年5月12日付、日経ウーマン電子版)によると、「OL総研アンケートによれば、悩み多き働き女子がストレス発散にかける最高金額の平均はなんと6万3838円!不況の中、サラリーマンの平均お小遣い(新生ファイナンス2009年6月調査「2009年サラリーマンの小遣い調査」)3万9700円よりもはるかに多い金額を、一回のストレス発散に使ってしまう男前な消費っぷり」で、その消費力に目をつけた飲食、旅行、ホテルなどが女性向けにカスタマイズされたパッケージを売り出し始めたのだという。

 また、ネットリサーチのマクロミルの「女子会に関する調査」(10年4月公表)によると、首都圏一都三県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の20~49歳有職女性の女子会の参加頻度は、「週に1回以上」が16%、「月に1回以上」が55%に上り、年代が若いほど参加する傾向があるという。

 女子会の参加メンバーは、学生時代からの友人・知人や、卒業後に知り合った友人・知人、母や姉妹、勤務先の上司や部下、同僚、仕事を通じて知り合った人など。

 集まってすることは食事やお茶、お酒、カラオケ、旅行、レジャー施設、イベント、ショッピング、スポーツ、エステサロン、料理、習い事などなど。

 そうした社会現象のなか、ついにラブホテルも女子会の場になったというわけ。たとえば冒頭の記事によると、女子会プランを導入した埼玉県三芳町のラブホテル「バニラリゾートちゅら」の女子会用の部屋は、「広い窓から光が差し込み明るい雰囲気。キングサイズのベッド2台に大型テレビ、ミニキッチン、岩盤浴、ベランダには露天風のジェットバス」があり、スパークリングワインや食事券付きで1人5900円。利用客の反応は、「終電を気にせず飲める」「みんなで騒げるし、ゆったりできる」「ホームパーティーと違い、後片付けの必要がない」と好評という。

 また、新宿・歌舞伎町の「デザイナーズホテル&スパ パシャ」は、平日の宿泊で1万4000~3万円と高いが、「女子会」プランとして、3~5人で1室分の料金で利用できるようにしたところ、夜遊び帰りの女性グループが深夜に立ち寄ることが多く、月20~30組の利用があるという。

 今後もラブホテルのような既成概念では考えられない場所が「女子会プラン」になっていきそうだ。(佐々木奎一)


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