
ゲームソフトメーカー・カプコンの正社員・近森香氏(仮名、20代女性)は、入社から3か月後の09年8月、『ドラゴンズ・ドグマ』製作チームに入って以降、仕事を干されるなど嫌がらせを受ける日々に。10年9月の異動後は、上司2人から執拗な退職勧奨を受け、「混合性不安抑うつ障害」と診断され、休職。睡眠薬などの大量摂取で自殺を図るほど病状は悪化し、一命をとりとめ復職したが、体調は改善せず。すると11年8月、復職を取り消され、一方的に「休職期間満了による自動退職」とされた。近森氏は12年3月、カプコンと上司2人を相手取り、地位確認と損害賠償1576万円(提訴時)を求め、大阪地裁に提訴。社内規定上は休職に伴う「自動退職」だが、事実上の「解雇」にもとれる本件の全容をお伝えする。
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【Digest】
◇「ドラゴンズ・ドグマ」チーム異動後にいじめに遭遇
◇「退職届を提出しなさい」
◇自殺を図り自宅の薬を全て服用して4日4晩昏睡
◇「業務に就いたら解雇する」
◇地位確認と損害賠償を求め提訴
◇被告の言い分 月151時間も
◇京都地裁に提訴、解決金800万円で和解
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http://www.mynewsjapan.com/reports/1832
2013年5月21日付のMyNewsJapanで記事
「カプコン ゲームクリエイターがパワハラ被害で自殺未遂→休職満了の「自動退職」→地位確認訴訟に」
を企画、取材、執筆しました。
写真はドラゴンズ・ドグマ(カプコンHPより)。