ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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日記 宮澤賢治

2015年02月21日 | Weblog


  宮澤賢治の詩集に、

 蠕虫舞手《アンネリダタンツエーリン》という詩がある。

 これは、身をくねらせて動く赤いボウフラを、ギリシャ文字やアラベスク(イスラム美術で用いる動植物の唐草・幾何学模様)のように華麗に踊るダンサーにたとえて謳ったもの。(参考:「永遠の詩06 宮澤賢治」(小学館刊))

 詩の冒頭は次の通り。


 赤いちひさな蠕虫《ぜんちゆう》が
 水とひかりをからだにまとひ
 ひとりでをどりをやつてゐる
 (えゝ 8《エイト》 γ《ガムマア》 e《イー》 6《スイツクス》 α《アルフア》ことにもアラベスクの飾り文字)

 ボウフラも差別なく愛する宮澤賢治のまなざしに、感動を覚えた。

 宮澤賢治なら、猫の殺処分の現状をどう思うだろう。 

 以下詩の全文(サイト「无型 (詩、小説とその朗読)」 より」

 http://reservata.s123.coreserver.jp/poem-kenzi/syura1-21.htm


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