
世界3大広告グループの1つ「WPP」に属するジェイ・ウォルター・トンプソン・ジャパン社員の青山氏(50代前半、男性、仮名)は、同社から執拗な退職勧奨後に解雇され、2007年に東京地裁に地位確認などを求め提訴。一審、二審と青山氏が全面勝訴した後、同社は上告したが急に取り下げた。矛を収めたのかと思いきや、退職勧奨を再開。青山氏が拒否すると、またも首切りを強行し、再び不当解雇訴訟となり、一審でまたも原告が全面勝訴。会社側は懲りずに控訴したが、昨年12月下旬から和解交渉となり、今年2月、計約5千万円の和解金を原告に支払うことで終結したが、専門とする労働現場を5年も離れたキャリア上の損失は計り知れない。丸6年の泥沼法廷闘争の原因を作った“裁判所公認ブラック企業”の懲りない実体を詳報する。
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【Digest】
◇ヘッドハンティングされて入社
◇「会社を辞めると宣言しろ!!」
◇「会社内への立ち入り禁止」で提訴決意
◇一審で全面勝訴
◇上告取り下げ直後に解雇宣告
◇2度目の地裁提訴…
◇和解金5千万円
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http://www.mynewsjapan.com/reports/1578
2012年3月2日付のMyNewsJapanで記事
「世界3大広告WPPのJWTジャパン 不当解雇で敗訴連発、和解金5千万円に」
を企画、取材、執筆しました。
写真は、ジェイ・ウォルター・トンプソン・ジャパンの現社長&CEO最高経営責任者・影山亘氏。