ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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ビクター『名ばかりフリーランス』事件 個人請負の労働者性争い二転三転、最高裁が再審命令

2012年12月26日 | Weblog

 ビクター(現JVCケンウッド)のメンテ子会社ビクターサービスエンジニアリングで出張修理の個人請負代行店として25年以上働く山口則幸氏(実名、54歳)は、会社が委託料を下げたことを発端に生活苦に陥り、他の代行店17人と共に05年に労組を結成、待遇改善を要求した。すると会社は「代行店は労働者ではない」と団交拒否。労組側は事実上の労働者であるとして団交に応じるよう大阪府労働委員会に申し立て、府労委・中労委も労組側の主張を認めた。ところが、東京地裁・高裁では逆転敗訴。最高裁は「高裁判決は違法」として高裁に再審議を命じた。「自分らと同じような境遇の人たちのために、結果を出したい」と8年闘い続ける山口氏、裁判資料、会社への取材に基づき、事件を詳報する。(各判決全文6文書はPDFダウンロード可)
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【Digest】
◇朝礼に出席命令、「ハイ、オはようございます」
◇ガソリン代自己負担、深夜まで働いても残業代ゼロ
◇車大破でも出社命令、ヘルニア手術で労災なし
◇委託料率・仕事量W減「生きていけない」組合結成
◇最高裁「原判決は廃棄を免れない」
◇「回答を差し控える」JVCケンウッド
◇会社が執拗に団交を拒む訳
◇大阪府・中央労働委員会の見解
◇東京地裁・高裁の見解
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http://www.mynewsjapan.com/reports/1740
 
 
2012年12月19日付のMyNewsJapanで記事
 
「ビクター『名ばかりフリーランス』事件 個人請負の労働者性争い二転三転、最高裁が再審命令」
 
を企画、取材、執筆しました。
 
 
写真は、最高裁判決主文。


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